コロッケの形と言えば「小判型」や「俵型」が思い浮かびますが、皆さんは家でコロッケを作る時、どんな形に成形しますか?
SNSに投稿されたのは、おにぎりみたいな形のコロッケ。三角形にすることで丸い鍋にフィットし、一度にたくさんのコロッケを揚げることができるというライフハックに、「名案」、「天才すぎる」、「真似したい」といったコメントが届いています。
■ 三角コロッケなら卵液もつけやすい
投稿者の下町の鉛筆屋 杉谷龍一さん(以下、杉谷さん)によると、コロッケを作るとき「小判型にするのが難しい」と常々思っていたとのこと。
そこで「おにぎりみたいにしたら作りやすいのでは?」とアイデアがひらめき、試したところ、いつもは一度では揚げきれない量が、ぴったり鍋におさまったそうです。
さらに、三角コロッケなら形を形成しやすく、卵液もつけやすい、揚げる前におにぎりのように立てておけばストックがしやすい、比較的油が少量ですむなど、利点がたくさんあるとのこと。
杉谷さんは、鉛筆製造メーカーである北星鉛筆株式会社の社長。鉛筆のように六角形にしたいとも考えたそうですが、どう計算しても鍋にジャストフィットしないと思い至り、三角形に落ち着いたそうです。
■ コツは角をしっかり形成すること
三角形のコロッケを作るコツは、角をしっかり形成すること。また、鍋の半径に対し一辺が3分の2程度の正三角形を5個作ると、揚げるときにジャストフィットするといいます。
杉谷さんに三角コロッケを食べた家族の感想を聞いたところ、よく変わったものを考案して家族に食べさせているせいか、好評ではあったものの反応は薄かったそうです。
コロッケの常識を覆す三角コロッケ。自宅の鍋の大きさにあわせて作ってみてはいかがでしょうか?
<記事化協力>
下町の鉛筆屋 杉谷龍一さん(@kitaboshi_)
(一柳ひとみ)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 一柳ひとみ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024082904.html