元考古学者で、お菓子を使って考古学を楽しく伝えるワークショップなどを、全国各地で行っている「ヤミラ」さん。
土器や埴輪を模したクッキー「ドッキー」や「ハニッキー」は、単品でも十分なおいしさとかわいさを誇りますが、これにアイスクリームを絞ると……夏に食べたい、見た目も涼しげなスイーツに早変わり!かわいらしさも大幅にアップしています。
以前より、アイスクリームのコーンを使って土器に見立てた「土器アイスクリーム」を作っていたヤミラさん。コーンの上半分に、土器の質感を表現したクッキーで装飾したものですが、反対に「下半分だけを使ったらどんなものが作れるだろう?」という発想から、試してみることにしたのだそう。
下半分が円筒形の埴輪や土器に見えたことから、まずはこれらをモチーフに「ドッキー」を作り、そこへクーリッシュのバニラ味をソフトクリームのように絞れば完成です。
縄目を丁寧につけている見た目の再現度に加え、片手でつかめるサイズ感、そこへちょこんとアイスがのる様子は「かわいすぎて呼吸ができない」と評したヤミラさんの気持ちもよく分かります。
肝心のお味についても、アイスとクッキーの相性は言わずもがな抜群で、少量でもお腹いっぱいになり、満足感があったとのこと。縄文・古墳時代の暮らしが学べつつ、なおかつおいしく食べられる、まさに一度で二度楽しめるスイーツと言えるでしょう。
なお、ヤミラさんが開催するワークショップでは、土器アイスクリームづくりは行っていないそうですが、機会があればプログラムの中に組み込めたら、と検討しているとのことでした。
<記事化協力>
ヤミラ(おかしあそび考古学者)さん(@okashiasobi)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024082303.html