大規模災害が発生した際に、電話を用いて音声による伝言板の役割を果たす「災害用伝言ダイヤル」。災害時に「171」へダイヤルすることで利用可能で、安否等の情報を登録・確認できるサービスです。
しかし、実際に使ってみなければ、いざという時に使い方がわからない……ということもあるでしょう。有事への備えとして、毎月1日と15日に体験利用が可能であることをご存じでしょうか。警視庁警備部災害対策課の公式Xアカウントが確認を呼び掛けています。
■ 災害用伝言ダイヤルの利用方法
災害用伝言ダイヤルの利用方法は以下の通り。
1.「171」にダイヤルする。
2.ガイダンスに従い、録音したい場合は「1」、再生する場合は「2」、暗証番号を設けて録音したい場合は「3」、暗証番号を入力して再生する場合は「4」を押す。
3.連宅を取りたい方の電話番号を入力する。(固定電話は市街局番から入力)
4.伝言を録音・録音した伝言を再生する。
伝言の録音時間は1伝言あたり30秒以内となっており、災害用伝言ダイヤルの運用期間終了まで(体験利用時は、体験利用期間終了まで)内容が保存される仕組み。
加入電話・ISDN・ひかり電話・携帯電話・PHS・IP電話の電話番号が登録でき、ひとつの番号あたり1~20伝言の録音が可能。再生は公衆電話からも可能となっており、もちろん利用料金は無料です。(通信事業者によっては通話料がかかる場合あり)
■ 体験利用ができるタイミング
体験利用ができるのは、毎月1日と15日以外にも、正月三が日(1月1日0時~1月3日24時)、防災週間(8月30日9時~9月5日17時)、防災とボランティア週間(1月15日9時~1月21日17時)の期間で利用可能。
8月8日、宮崎県日向灘で発生した地震により、南海トラフ巨大地震への警戒が高まっています。この機会に災害用伝言ダイヤルの利用方法を、家族間で確認・情報共有しておくようにしましょう。
<参考・引用>
警視庁警備部災害対策課(@MPD_bousai)
NTT東日本HP「災害用伝言ダイヤル(171)」
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024081502.html