夏休みを楽しみにしている学生はきっと多いことでしょう。一方で、いつも以上に行動には注意が必要な場合も。
大手芸能事務所である株式会社アミューズの法務部が、増加傾向にある「にせものスカウト」や「なりすましスカウト」について、公式Xアカウントを通じて注意喚起しています。
投稿によると、アミューズの社員や関係者だと身分を偽るスカウトについての通報が増えているのだそう。たしかに夏休みともなれば、偽スカウトとしては声を掛ける絶好のチャンスとなるでしょう。
アミューズは続けて「過去に当社に寄せられた通報などをふまえたうえでの、あくまで例です」とした上で、その具体的な手口を箇条書きで列挙。
例えば「今日は休日だから、名刺も社員証も持ってない」「名刺を悪用されたことがあるので、名刺は渡さない」「今回のスカウトは秘密の特別プロジェクトだから、アミューズに問い合わせても、会社の人は僕のことは知らないと言うはず。そう言えと僕から社員に指示してあるから」など、さまざまな口実で騙そうとしてくるようです。
こうした方法でのスカウトはアミューズでは行っておらず、例に挙げたような切り口で迫ってくる人物は「100%確実に」偽者と断言できると強調。
また、信用させるために「では、アミューズの会議室で話しましょう」などと話し、約束の時間の直前になってから「前の仕事が延びたので、すいませんが場所を変更させてください」などと言い、別の場所(ホテルなど)に呼び出すといった手口も過去に発生したとのことです。
今回紹介されている手口はあくまで一例であるため、別の手段で接触してくる場合ももちろんあるでしょう。少しでも「怪しい」と感じたら、アミューズの「報告フォーム」へ通報を行い、返信があるまでは、絶対に相手の指示に従ったり、指定された場所に行ったりしないようにしましょう。
最後に「”にせものスカウト””なりすましスカウト”に巻き込まれますと、金銭トラブルだけでなく犯罪被害に遭うおそれがあります。くれぐれもご注意ください」と、改めて注意を呼び掛けました。
<参考・引用>
株式会社アミューズ 法務部(@AmuseLegal)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024071108.html