猫の爪切りは大切なケアのひとつですが、一方でこれを苦手としている猫ちゃんも多いですよね。
猫まんが家でイラストレーターの「たなかふじもと」さん宅で生活する3匹も、その例外ではなかったようです。
■ 猫の最終形態「香箱座り」は鉄壁の防御態勢だった
「猫が学んだ結果の最終形態」と題され、Xに投稿された漫画には、たなかさんが愛猫の爪切りをしようとした際のエピソードが描かれています。
漫画の1コマ目には、3匹が各々の姿勢でだらーんとくつろぐ様子が。これを見たたなかさんが、爪切りを棚から取り出そうとすると……。
「ガタッ」という音で察したのか、瞬時に香箱座りの姿勢に。そう、「猫が学んだ結果の最終形態」とは、香箱座りによる防御態勢をさしたものだったのです。言われてみればこのポーズ、たしかに鉄壁。
こうなると、ただでさえ難しい爪切りがさらに困難になってしまいます。最後のコマでは、体をゆすってもびくともしない、「丸い生き物」になった猫ちゃんたちの姿が。顔色ひとつ変えない様子からも「意地でも切らせない」という強い意志を感じますね。
■ 飼い主さんも猫の学習能力の高さにびっくり
このエピソードは、たなかさん宅で実際に起きた出来事を元にしたもの。子猫時代からの爪切り攻防を繰り返すうちに「あ……隠しちゃえばいいんだ」と気付いた猫ちゃんたち。成猫になってからは、さらに人間側の諦めと妥協の感情も理解するようになったそう。
どうにか爪1本くらいであれば切らせてくれるそうですが、やはり感触が不快なのか、すぐに足を引っ込めてしまい、深追いすると逃げられてしまうとのこと。防御力に加えて機動力も持ち合わせているようです。
まさに「最終形態」と呼ぶにふさわしい、丸い生き物になる3匹に飼い主さんは「顔は知らんぷりしつつも耳だけこっちを向いてたり、省エネ警戒してるね……」と、改めてその学習能力の高さに驚いたようでした。
なお、猫の情報サイト「ねこナビ」では、この他にもたなかさんと猫たちとのエピソードが、多数掲載されています。
<記事化協力>
たなかふじもと にゃんフィクションさん(@tanaka_fujimoto)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024070601.html