読書をする際に欠かせない「しおり」といえば、長方形のものを思い浮かべる方がほとんどでしょう。これを大胆にアレンジしたのは、クリエイターのミチルさん。
Xに投稿された写真のしおりは、透明なプラ板に傘をさす子どもの影が描かれており、本に挟むことで文字がまるで雨のように。これはすばらしいデザイン!
過去にも数多くのアイデア作品を世に送り出してきたミチルさん。本作も元々は2024年3月に公開した作品で、連日報道される全国各地の梅雨入りのニュースを受け、再投稿したものです。当時の投稿にも6万件もの「いいね」が付くなど、反響が寄せられていました。
自身のクリエイティブにしおりを活用するアイデアは以前から考えており、「挟むことでシーンが浮かびあがったらいいな」と思ったのが、閃きのきっかけだったそう。同時期に「執筆中」というタイトルのしおりも発表していますが、挟むことで手のイラストが文字を書いているように見えるという、こちらのアイデアもお見事。
雨の日は大体読書をしている、というミチルさんに実際の使用感をうかがうと「季節感を堪能しながら本を読むことができます」とのこと。たしかにこんなしおりならば、本に挟むときはもちろんのこと、読書を再開する時も、本を開くのが楽しみになりそうですよね。
作品は再投稿ながらも、2万件を超える「いいね」が寄せられており、「おしゃれ」「欲しい!」といったコメントが続々。
残念ながら、本作は今のところ販売は行っていないそうですが、ミチルさんは「商品化できればいいなと考えてます」と、前向きな意向を示しています。今後の続報に期待して待ちましょう。
<記事化協力>
ミチルさん(@mitiruxxx)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024062202.html