医薬品の製造販売を行っている池田模範堂(富山県)は6月12日、「ムヒのこども解熱鎮痛顆粒」の一部製品に関して自主回収及び自主引取りを行うことを発表しました。
「ムヒのこども解熱鎮痛顆粒」は、ダイト株式会社(富山県)が製造販売、池田模範堂が発売している製品です。
今回の自主回収及び自主引取りは、「分包のシール不良の可能性」があることから実施されるもの。製品の変色や有効成分の一つであるアスコルビン酸(ビタミンC)の含有量低下が懸念されているそうです。
変色の原因は「吸湿や酸化」によるアスコルビン酸の分解が推定されるとのこと。この分解は体内でも起きるものであることから、変色したものでも「重篤な健康被害が発生する恐れはない」としつつ、変色が認められたものは服用を避けるようよびかけています。
自主回収及び自主引取りの対象となるのは、「ムヒのこども解熱鎮痛顆粒」の以下の製造番号の製品です。
【対象製品の詳細】
自主回収対象商品:ムヒのこども解熱鎮痛顆粒(医薬品分類:第2類医薬品)
自主回収対象製造番号:102、103、201、202
自主引取り対象製造番号:101
なお、自主引取り製品は同社の判断で「念のため引取りさせていただきます」とのこと。手続き方法は、自主回収対象商品と同様です。
回収手続きは、専用に設けられた「回収受付ご登録フォーム」より行えます。受付後2週間ほどで返送用キットが届けられ、同社へ返送されてきた後に登録内容と対象製品を確認した上で、商品代金相当のプリペイドカードを同じく2週間ほどで送るとのこと。その他、問い合わせは同社が設けた専用ダイヤルでも受け付けが行われています。
<参考・引用>
池田模範堂:「ムヒのこども解熱鎮痛顆粒」一部製品の自主回収及び自主引取りのお知らせ(PDF)