メガネを愛用している方にとって、急な破損は困りもの。そんな時は「爪楊枝」と「テープ」があれば、応急処置ができるかもしれません。
埼玉県・サカタメガネ4代目店主の坂田頼彦さんがその方法をXで紹介しています。これは全メガネ民必見!
坂田さんは、サカタメガネの店主であり、1級眼鏡作製技能士の資格をもつメガネのプロ。そんな坂田さんが今回紹介したのは、4パターンの破損に応じた応急処置法。いずれも使用する道具は爪楊枝とテープのみと、たとえ出先でもすぐに揃えられる点も良いですね。
■ 4パターンの破損に応じた応急処置法
ひとつめは「レンズが外れた時」。この場合は再度レンズをフレームにはめ込み、外周をテープで固定します。
ふたつめは「蝶番のネジが取れた時」。ネジがあった箇所に爪楊枝を刺し入れ、短く折ればOKです。
残る2つは鼻パッドの上部にある「ブリッジ」や、レンズから耳方向に伸びる「テンプル」が折れてしまった時。この場合は爪楊枝を添え木にするような形で当て、テープで固定すれば完了です。
いずれももちろんこのまま使い続けられるわけではありませんが、メガネ店に持ち込むまでの、最低限の応急処置としては十分でしょう。
■ 接着剤を使うのはNG
なお、坂田さんによると「接着剤を使うのはNG」。接着剤は素材を痛めてしまい、治るものも治らなくなってしまうとのこと。筆者も以前独断で瞬間接着剤を使ってしまい、うまく治らなかった上にフレームやレンズが白化してしまったという苦い経験があります……。
それだけでなく、メガネ店での修理に別途費用がかかってしまったり、修理そのものを断られてしまうケースも。見た目にやや難がありますが、爪楊枝やテープによる応急処置がやはりベストであるようです。
メガネの愛用者はもちろんですが、周囲にメガネが壊れて困っている人がいたら、ぜひ今回坂田さんが提案した方法を教えてあげてください。
<記事化協力>
よしひこ|メガネのプロさん(@sakata_yoshi)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 配信元URL:https://otakei.otakuma.net/archives/2024031208.html