「エジプトクッキー焼けたよ~」とSNSに投稿されたのは、古代エジプトの遺跡によく描かれている「メジェド」や「アヌビス」、「ツタンカーメン」や「ホルス」などをレリーフ風に表現したクッキーの写真。
この投稿は2万2000件を超えるいいねを集め、写真を見た人たちから「ピラミッドの壁を削ったのかと思ったw」などのコメントが寄せられ、多くの人を楽しませています。
神秘的で可愛いクッキーを焼いたのは、お菓子作りが趣味というOTSUKIさん。話をうかがうと、このクッキーの抜き型は100円ショップの「Seria(セリア)」で購入したとのこと。
セリアの製菓コーナーでは変わったクッキーの抜き型がよく販売されており、たまたまエジプトのクッキー型が目にとまったそうです。そして「エジプトのクッキー型で作るクッキーは、どんな仕上がりになるんだろう?」と、興味本位で作ってみたのが今回のクッキーでした。
OTSUKIさんがお菓子作りをするようになったのは3年ほど前。コロナ禍の自粛期間中に作ったお菓子が自分のイメージ通りに完成しなかったことで、「そこから、お菓子作りに火がついた」と語ります。
今回の「エジプトクッキー」は型こそ市販なものの、やはり普通に焼いてはここまできれいなレリーフ風には焼けません。
そこでOTSUKIさんは一工夫。模様が複雑なので打ち粉を多めにつけたり、食べごたえを意識していつも厚さ3ミリで作っているところを5ミリにしたりするなど微調整を行ったそうです。
さらに生地を冷やしすぎて中々スタンプがつかなかった問題については、YouTubeの動画を参考にして対応。なんとか90分ほどで完成したとのことでした。
「生地の厚さ、食べごたえ、焼き加減、すべて上手くいきました!」と、自作したエジプトクッキーに「はなまる」を付けたOTSUKIさん。エジプトの神々もクッキーの出来映えに喜んでいるかもしれませんね。
<記事化協力>
OTSUKIさん(@_____v_v_v_)
(佐藤圭亮)
セリアの型で本気のエジプトクッキー 作り方に工夫を加えて「レリーフ風」に | Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 佐藤圭亮