10月7日から放送を開始した、アニメ「SPY×FAMILY Season2」。14日に放送された「MISSION:27」において、ある”重要任務”に挑んでいたことが、株式会社CloverWorksの公式Xアカウントで明かされました。
それは「作画監督と原画を新卒採用で入社した社員で制作する」というもの。人材育成に注力し、積極的に大きな経験を積ませる、という同社の取り組みに、称賛の声が寄せられています。
投稿によると、「CloverWorksでは2020年より積極的に作画の新卒採用を行い、とりわけ育成に注力している」とのこと。ホームページでは作画育成担当の岡勇一さんのインタビューや、2020年入社で、今回作画監督を務めた浦未希子さんが参加した座談会の様子が公開されています。
これに加え、岡さんの個人アカウントでは「1期生の浦さんが自身初の作画監督を担当、原画3年目の他の1期~3期生までが原画を、4期生の皆は動画を担当してくれました」と、今放送回における作画関連の役割説明が。
また、「作品にとっては1話数の小さな一歩ですが、CloverWorksとしては大きな一歩だと感じています!5期生の入社も楽しみです……!」とのコメントも。取り組みが実を結んだこと、そして教え子たちの成長をうれしく感じている心境が読み取れます。
放送されたアニメを見てみても、普段の放送回と特に変わった点はなく、全く違和感はありません。そんな「いつも通りのアニメを制作する」ことこそ、制作陣の使命。岡さんや浦さんたちのミッションは、ひとまず成功をおさめたようです。
この取り組みには「新卒の若手に大きな経験を積ませるその姿勢……エレガントですね」「すばらしい試み。エンドクレジットもう一度見ます。頑張ってください!」といった声が。業界に関わらず、人材育成は多くの企業が課題としていることから、多くの共感を呼んだようです。
<参考・引用>
CloverWorks公式Xアカウント(@CloverWorks)
岡勇一さん(@oka_yu_1)
※掲載画像は各Xアカウントのスクリーンショットです。
(山口弘剛)