ポケモンシリーズ最新作「スカーレット・バイオレット」で実装された「パラドックスポケモン」。既存ポケモンの未来や古代の姿とされており、原始的、機械的な見た目が特徴ですが、その姿は一部のポケモンでしか確認されていません。
「もしもヤドンが未来の姿になったら……」という空想を元に、これをファンが独自に立体化。手足が分離したり、しっぽのミサイルを飛ばす姿はまさにミライ。「テツノマヌケ」というネーミングセンスも秀逸です。
製作者はX(Twitter)ユーザー「じゃっく」さん。「はがね」タイプのポケモンをこよなく愛しており、現在は「レアコイル」を古代パラドックス化した「スナノケガワ」のフィギュアを製作中。その合間に公式よりヤドンのプラモデルが発売されたため、息抜きとして未来のヤドンを作ってみることにしたのだそう。
見るからにメカメカしい姿は、そのままゲーム内に登場しても違和感のない出来栄え。「既存のパラドックスポケモンはかわいさと不気味さのバランスが絶妙なので、その点を意識しました」と話す通り、丸いフォルムはそのまま生かしつつ、目の色を反転させたり、強力な銃器を備えている点は、無機質な怖さを感じさせます。
しかしながら、名付けられた名前は「テツノマヌケ」という、思わずクスッとしてしまうもの。これはヤドンが「まぬけポケモン」と分類されていることに由来しますが、未来の姿になってもそれは変わらないようです。攻撃のために分離させた手足が元に戻せない……なんてこともあったりして。
投稿には2万を超える「いいね」が付き、出来栄えに対する称賛の声はもちろんのこと、「エスパー・でんき」「はがね・あく」と、タイプ予想をするコメントも多く寄せられるなど、未だ見ぬ新種のポケモンに多くの方が想像を膨らませたようです。
<記事化協力>
じゃっくさん(@jackn_steelpoke)
(山口弘剛)