通勤電車の中や病院の待合室など、暇な時間は誰にでもあるもの。そこで暇つぶしに便利なアイテムをクリエイターのミチルさんが開発し、SNSに投稿しました。
投稿されたのは物理的に「暇をつぶす」アイテム。投稿を見た人たちから「発想が素敵」「ロールで欲しい」などのコメントが寄せられ、絶賛されています。
「けん玉羊羹」や「お好み焼きの鉛筆削り」など、これまで数多くの面白くてユニークなアイテムを世に生み出しているミチルさん。開発されたアイテムは、使用するとどれも楽しい気持ちになるものばかりです。
■ お盆休みで暇だったので開発
今回、「思う存分『暇つぶし』ができます」と紹介されたが、暇がつぶせるプチプチ。壊れやすい商品や割れ物などを包んで保護する「気泡緩衝材」(いわゆる「プチプチ」)に、「暇」と書かれています。こ、これならたしかに「暇」をつぶせる……。
暇がつぶせるプチプチを思いついたのは、お盆休み中。暇だったのでプチプチで「暇つぶし」したくなり、それを形にしてみたといいます。実際に具現化してしまう、発想力と実行力に驚かされます。
完成までにかかった時間は3時間。「作ること自体が暇つぶしにつながったので楽しめました」とミチルさん。完成する前から暇つぶしになるとは……。今回のアイテムは相当優秀なようです。
■ 暇をつぶせると同時に「虚無感」も……
ただし、1つ注意点もあるとのこと。1つ1つ「暇」をつぶすともちろん暇つぶしにはなるのですが、それと同時に「虚無感」も生まれてくるのだとか。たしかに無駄なことをして時間を消費した後に「俺は何やってたんだろう……」などと感じることがあります。
実際に暇つぶしをしてみたところ、「けっこうメンタルがやられます」とミチルさん。使用時間や使用頻度など、もしかしたら研究の余地があるのかもしれません。「暇つぶし」は奥が深いですね。
暇がつぶせるプチプチの投稿は、3万6000件を超えるいいねを集めています。「入院中だし、めっちゃ欲しい」とコメントする人もいれば、中には「商品化されたら2500円で買いたい」と言う人まで現れています。
<記事化協力>
ミチルさん(@mitiruxxx)
(佐藤圭亮)