8月5日に発売された、遊戯王「召喚神エクゾディア」のプラモデル。
そのまま組み立てても、非常に素晴らしい出来栄えになりますが、これを「金箔工芸モデラー」として活動するSNSユーザー「もっさん」さんが、全身に純金箔押し加工を施しました。
X(ツイッター)で公開された画像には、まさに召喚神の名にふさわしい、神々しさあふれるエクゾディアの姿が。ふ……ふつくしい……!
これまでにも「ゴッドガンダム」や「ガオガイガー」「ナイトオブゴールド」といった「神」というキーワードが関係するプラモデルに純金箔押し加工を施してきたもっさん。「エクゾディア」のキットが発売されると聞いた時から、純金箔押しにチャレンジしていたいと考えていたのだそう。
ちなみに過去には「千年パズル」や「黄金櫃」といった遊戯王関連アイテムも、純金箔押し加工を行っているというほど、原作のファンでもあるようです。
しかしながら、近年金の価格高騰が著しく、これまでと同等の費用では制作できません。今回の箔押しには純金色の虹彩箔を使おうと考えていたそうですが、制作中肩パーツの装飾の色分けが難航したことや、実際のカードゲームでは「5枚揃えた時点で即勝利」という特性を作品に活かすことで、見た方を驚かせたいという願望が強くなり、純金箔仕上げに変更したのだそう。このこだわりには職人魂を感じざるを得ません。
その他、腰部や口元、顔の模様などパーツの色分けに使用した箔は全6種類。様々な色の箔は純金箔と厚みや硬さが大幅に異なり、対象物への接着性も異なります。
その為、箔押しの順番を考えた上で接着剤の吹き付けをして、色変えに掛かるタイムロスを防ぐといった工程の工夫も。こうして、発売日からたったの2日で、純金箔押し仕上げの豪華絢爛な召喚神エクゾディアが完成しました。
完成した作品は、まさに神の名にふさわしい出来栄え。原作で見られる「怒りの業火エクゾードフレイム」を今まさに放たんとしている場面のようにも見えますね。
これにはもっさん自身も「SNSでの皆様の感想を見ていても、純金箔押しで作って良かったと思います」と、満足の行く仕上がりとなったようです。
後日投稿された画像には、以前制作した「千年パズル」と並べた様子も。あまりの神々しさに思わず手を合わせたくなってしまいます。
<記事化協力>
もっさん@金箔工芸モデラーさん(@tkmotsu1)
(山口弘剛)