ゲームの周辺機器にはさまざまな種類のものがありますが、ちょっと珍しいアイテムをツイッターで発見しました。それはなんと、ゲームボーイと連動して裁縫が出来るミシン、その名も「ヌ・エル」(ジャガー製)。
専用ソフトで編集した模様や文字を、布地に出力できるという仕組みは、当時としては非常に斬新。こんなものが発売されていたなんて、知らなかった方も多いのではないでしょうか……?
投稿を行ったのは、レトロゲーム収集を趣味とする「ふぅ」さん。ゲーム機本体やソフトはもちろんのこと、およそ30台に及ぶアーケード筐体も所持するなど幅広く収集活動を行っています。最近はレーザーディスクにハマっているのだとか。
ふぅさんは裁縫も得意としており、古いゲーム機のクッションを補修したり、小物を作ったりなど、日常的にミシンを使用しています。しかし近頃ミシンの調子が悪く、「どうせ買い直すならゲームボーイミシンにしよう」と思いついたそうです。
あまり知られていないアイテムではあるものの、品物はネットオークション等でも時折出品されているなど、入手難度としてはそこまで高くはないもよう。ふぅさんもフリマサイトで発見したものをソフト付きで購入しています。
後日自宅に届いたキットを、あらかじめ所持していたゲームボーイカラーにセットし電源をオン。早速「GAME BOY」と刺しゅうしてみるなど、新しいミシンを楽しみながら使用しているようです。
その使い心地については「電子ミシンは初めてなので、色々出来ることに感心しています。前のミシンより使い心地が良く満足しています」と、納得の様子。
発売から20年以上経過しても、未だ現役で使用できるとは。さすがは家庭用ミシンメーカーの老舗「ジャガー」の製品ですね。
<記事化協力>
ふぅさん(@fuu_fuu_fuu)
<参考>
ジャガー「ヌ・エル」
(山口弘剛)