「知り合いからセガサターン付属品無しを貰った」ツイッターでこうつぶやいたのは「Ms factory」さん。一見すると何の変哲もないツイートに思えますが、ちょっと普通ではなかったのは添えられた写真です。
そこに写っているのは知っているセガサターンと明らかに異なる機器。ひと昔前のデスクトップPCのような見た目をしていますが……本体には確かにサターンのロゴが入っています。これは一体?
この機器、どうやらセガサターンの「初代開発機」である模様。よく見てみるとたしかに「PROGRAMMING BOX」と書かれており、その横には「Sophia systems」の文字も。これは機器を手掛けた開発元の企業です。
当時の価格で300万円という非常に高価な物であることに加え、もちろん一般ユーザーに向けて販売されていないため、その希少性は言うまでもないでしょう。熱烈なファンも多いセガ系ハードですから、投稿を見た方からは羨望の眼差しが向けられています。
Ms factoryさんに話を伺うと、この開発機は知人宅の倉庫で発見されたもの。違うものを探していたところ、長い間眠っていたままになっていたこの開発機をたまたま発見し、メカ系全般大好物というMs factoryさんが譲り受けたそうです。
しかし、冒頭にもあるように付属品が足りなかったため、即時の起動は叶わず。現在足りない部品を手配中で、どうにか動くようにはしたいとのことでした。ゲームを開発するとまでは行かずとも、この機械で実際にサターンのソフトが動くところは見てみたいところですね。続報にも期待されます。
<記事化協力>
Ms factoryさん(@Msfactory23)
(山口弘剛)