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厚労省が猫の写真を使用してユニークな注意喚起 「アニサキスは猫パンチでは倒せません」


画像は「厚生労働省食品安全情報」公式Twitterのスクリーンショットです

 厚生労働省が行う食品安全対策を中心に情報発信をしている、Twitterアカウント「厚生労働省食品安全情報」(@Shokuhin_ANZEN)。3月16日に「酢や塩での調理でアニサキスは死滅しません!」と注意喚起するツイートを投稿。猫の写真も添付して、ユニークで分かりやすく呼び掛けています。

■ 「鮮度」「目視」「冷凍・加熱」を猫で表現

 厚生労働省のTwitterアカウントはツイートの中で、食酢や塩漬け、醤油やわさびなどでは死滅せず、予防方法としては「刺身やしめ鯖などの調理の際も目視確認」が重要で、「冷凍・加熱」が有効と説明しています。添付されている画像ではそれぞれの予防方法に猫の写真を使用し、ユーモアも交えて解説。

「鮮度」「目視」「冷凍・加熱」を猫で表現

 「鮮度を徹底」の写真にはサンマのぬいぐるみを手で押さえて「新鮮なサンマを提供しています」というフレーズも。その姿はまるで魚屋さんの店主。ぬいぐるみのサンマも美味しそうに見えてきます。

 「目視で確認」の写真は猫がサンマのぬいぐるみを「ジーッ」と見つめてチェックしています。まさに獲物を狙う目。今にも飛びかかりそうで、完全にロックオンしている感じ。刺身を食べる時もこれだけ凝視すれば、もしもアニサキスが寄生していたとしても発見できそうです。

 最後の「冷凍・加熱が有効」の写真では、サンマのぬいぐるみを抱え込むようにくわえて猫キック!注意書きとして「猫パンチや猫キックではアニサキスは倒せません」と付け加えられています。もはや、この可愛い写真を使用したかっただけではないかとさえ思ってしまいますが、可愛いは正義。よく加熱しましょう。

■ 令和4年の月別患者数は6月に次いで3月が2番目に多かった

 今回投稿されたアニサキスに関する注意喚起。厚生労働省のサイト内の「アニサキスによる食中毒を予防しましょう」というページには、アニサキスによる食中毒発生状況(患者数)が掲載されています。それによると令和4年(2022年)の月別患者数は3月が58人と、6月の74人に次いで2番目に多い月となっていました。恐らくこれがあっての今回の投稿だと思われます。

 なお、アニサキスは寄生虫の一種。長さ2~3cm、幅は0.5~1mmほどで、白色の少し太い糸のような姿をしています。サバやアジ、サンマやイカなどの魚介類に寄生。その生鮮魚介類を生で食べると胃壁や腸壁にアニサキスが刺入して食中毒になり、みぞおちの激しい痛みや嘔吐などを生じさせます。

■ 猫好きは内容が入ってこない?

 今回のツイートには猫好きの人たちも、もちろん反応。「ヌコ様!」「いい写真だ……」「猫に目を奪われて、内容が入ってきません(笑)」などのコメントが寄せられ、楽しんでいました。

<参考>
「厚生労働省食品安全情報」公式Twitter(@Shokuhin_ANZEN
※画像は「厚生労働省食品安全情報」公式Twitterのスクリーンショットです。
厚生労働省「アニサキスによる食中毒を予防しましょう

(佐藤圭亮)

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