マクドナルドの人気サイドメニュー「マックフライポテト」(以下ポテト)。そのまま食べるのも十分おいしいのですが、別売りのフレーバーを加えて食べる「シャカシャカポテト」も人気。つい最近では、3月8日に「梅のり塩味」「にんにく黒胡椒マヨ味」(ポテトに+40円~)の2種類のフレーバーが登場しています。
編集部ではその2種類のフレーバーを先日実食して紹介したのですが、実食の最中に編集部内でこんな意見がありました。
「シャカシャカポテトの粉はナゲットにもあうんじゃないか」説です。
■ マクドナルドのバイト経験者あるある
「シャカシャカポテトの粉はナゲットにもあうんじゃないか」説を提唱したのは、学生時代にマクドナルドでバイトをしていた人物。実は筆者もマクドナルドのバイト経験者で、一応トレーナーまで経験しています。
これは「マクドナルドのバイト経験者あるある」の一種だとおもうのですが、バイトの日の食事はマックの商品になりがちということもあり、購入したものを色々な組み合わせで試して食べてみる、というのは休憩室でのよくある光景。
たとえばナゲットソースをポテトにつけてみる、ナゲットソースをハンバーガーにはさんでみる。ほかにもハンバーガーからチーズをとりだしてナゲットにつけてみる……などなど。週何度も食べていると飽きてくることもあり、「どうしたら俺(私)好みのアレンジが見つかるか!」というつまらない研究をしだしてしまうわけです。
そんなことを日々考えていた経験から今回も閃いたもよう。現在ちょうど「梅のり塩味」「にんにく黒胡椒マヨ味」の2種類のフレーバーが売られていることもあり、試してみることにしました。
■ 「にんにく黒胡椒マヨ味」をナゲットにつけてみる
実験のために、ポテト2個と2種類のフレーバー、ナゲットを購入してきました。さっそくナゲットにシャカシャカポテトの「粉」をつけていきます。
まずは「にんにく黒胡椒マヨ味」から。普段は「マスタード派」の筆者ですが、マスタードはおろか、液状の「ソース」以外を試すのは初めてです。
本来シャカシャカさせるための袋を使わず、ちょうど、ナゲットの箱があるのでそこに粉を出し……
おもむろにナゲットを粉にダイブ!そしてもちあげると、見事に粉まみれに。
ではこいつをいただいていきます。果たして味わいは!?
最初の感想は、まず「美味い」。美味いというのは、ナゲットの味わいが強いので、もはやいつもの味といった感想。その後、粉の味わいがあるかなー?というぐらいで、いつも気にならなかった「ナゲットってこんな味だったんだ」というナゲット本来の旨味を感じます。
つまり、粉は圧倒的補佐役。それもそのはず、粉が「主役」本来の味を超えるのはさすがに「おこがましい」。これでいいのかもしれません。
しかし、時間差で「にんにく」の味わいが口の中に効いてくるので、やっぱり「にんにく」は強烈。一転して「補佐役」ではありませんでした。ツンデレな粉野郎め。
■ 「梅のり塩味」をナゲットにつけてみる
続いて 「梅のり塩味」です。おなじくナゲットの箱に粉を出していきます。
出した粉にナゲットをつけてパクリ。さてお味のほうは……
なんと、意外にもこちらは強烈に「梅風味」が押し寄せてきます。
実は「梅のり塩味」は酸味がわりと強く、ポテトとシャカシャカするときでもしっかりなじませないとフレーバーが勝ってしまうという強者。その粉をつけてダイレクトに味わおうというのですから、やはりこうなるよね……。
とにかく「酸っぱいナゲット」になってしまったわけですが、かつて「酸味系」のナゲットソースが発売されていたこともあるので、全然まずくはない。むしろ、これは美味いんじゃないかと思えるほど。お酒のつまみにも向いてそう。
それもそのはず、実は今から10年前の2013年3月22日、既にナゲットの「梅ソース」が発売されています。つまり、ナゲットと梅は相性がいい、という実績がもとからあるわけです。
ちなみに、「にんにく黒胡椒マヨ味」のほうは、2022年1月と2023年1月に発売された「スパイシーチキンマックナゲット 黒胡椒ガーリック」の味わいに近かったです。つまり、シャカシャカポテトのフレーバーは、ナゲットにつけても相性は良さそうなのです。
■ さらにちょっと挑戦!
さらにちょっと挑戦!「にんにく黒胡椒マヨ味」「梅のり塩味」そしてせっかくなので「マスタード」という斬新な組み合わせで食べてみるとどのような味わいになるのか。食べてみたところ……
うーん、まずくはないが「にんにく黒胡椒マヨ味」「梅のり塩味」「マスタード」それぞれが絡み合った複雑な味わいになります。一体何味を楽しんでいるのか、少々混乱してしまいそうな、謎の味わいです。やりすぎた……!やっぱりそれぞれで楽しんだほうが良さそうですね。
なにはともあれ、シャカシャカポテトの粉をナゲットにつけて食べる活用法、結論としては「イケる!」ということでよいのではないでしょうか。個人的には最初疑念を抱いていましたが、試した結果は成功でした。
(たまちゃん)