犬や猫、うさぎにハムスター……空前のペットブームとも言える昨今ですが、ツイッターに「待て」を覚えたワニの動画が投稿されました。
動画に登場するのは、「ワニ男【筋肉鰐野郎】」さん(以下、ワニ男さん)宅で飼育されている、ヨウスコウワニの天天。本日のご飯である手羽元を目の前に「待て」をしています。
暴れることも口を開けることもなく、おとなしくご飯を待つ天天。怖いイメージが強いワニですが、こうしてみるとなんだかかわいく思えてきます。
体長128cm、体重約10㎏の天天は現在15歳。同じ年のヨウスコウワニで、天天より少し大きめのレックスと一緒にワニ男さん宅で暮らしています。
先にレックスが「待て」をするようになり、それを見習ってか、天天も出来るようになったとのこと。とはいえ、一般的には獰猛で危険な動物と言われているワニ。鼻先を触る手を噛むのではないかとヒヤヒヤしてしまいますが、ワニ男さん曰く、長い年月をかけて良い信頼関係を築ければむやみに噛んだりすることはないそうです。
舌を掴んでも噛まないばかりか、なんと腕枕まで!犬や猫と変わらないレベルで懐いているではありませんか。
ワニと暮らす魅力を聞いてみると、「自分と居る時は何も警戒する必要もなくて、完全にリラックスしてだらけたりしている姿に、幸せを感じます」というワニ男さん。動画内の優しい声からも、天天への愛が伝わってきます。
ちなみにワニ男さんは、ワニを飼育していることで爬虫類マニアと思われがちですが、ワニと亀以外の爬虫類は、全く触れないそうです。
※令和2年6月1日以降は、ワニを含む特定動物の愛玩目的での飼養又は保管が禁止されています。(それ以前から許可を受けて飼育している個体に限り、引き続き愛玩目的での飼養又は保管が可能)
<記事化協力>
ワニ男【筋肉鰐野郎】さん(@shinya_wani)
<参考>
環境省自然環境局「特定動物(危険な動物)の飼養又は保管の許可について」
(一柳ひとみ)