スラングかつ若者言葉として近年耳にすることが増えている「エモい」という言葉。「感情的」を意味する「EMOTIONAL」が語源です。
Twitterユーザーのtakebonさんは、そこから連想した「EMOTION」を、羊毛フェルトで表現しました。
「エモいっていうのがよく分からなかったので、多分こうだと言うのを作ってみました」というつぶやきとともに画像を投稿しています。
「同じように連想する人ってきっといると思い、気軽な気持ちの制作でした」というきっかけから生まれた今回の作品は、確かに「EMOTION」なのですが……なんかちょっと違う。
takebonさんが羊毛フェルトで表現した「EMOTION」は、現在はバンダイナムコフィルムワークスが展開する映像レーベル「EMOTION」のロゴ「モアイ」だったのです。
かつては「AKIRA」「トップをねらえ!」「機動警察パトレイバー」などを、現在では「ラブライブ!」「転生したらスライムだった件」といった映像作品を展開し、2023年で40周年を迎える「EMOTION」。
再生と同時に出てくる「モアイ像」が、「親の顔より見たモアイ」なんて形容されながら親しまれています。そのうちの一人でもあるのが他ならぬtakebonさん。
「こだわりポイントは、陰影のつけ方と撮影時の角度でした。『あのレーベル』のように、一目気づいてもらえるよう、元画像を見て(陰影を)合わせたり、モアイの角度や撮影位置には細心の注意を払いました」
再現性はもちろん、絶妙なモアイ……間合いで撮ったこともあり、見慣れた人たちから多くの注目をあつめ、2万に迫る「いいね」を獲得しました。
なおtabebonさんは普段から、漫画やアニメに登場するメカやキャラに、ベースなどの楽器を題材とした作品作りを行っています。過去には編集部でも「ダンバイン」「ヤッターワン」のファンアートについて記事にて紹介しています。う~んエモい。
<記事化協力>
takebonさん(@takebon11)
(向山純平)