グルメ記事を書く都合上、いろんな情報をチェックするのが日常ですが、あるとき朝食メニューの新作がないかしらべていたら、「ラーメン山岡家の朝ラーがうまい!」「山岡家の朝ラーにはまってしまった」という情報を目にしました。
山岡家って、チェーン店の「ラーメン山岡家」だよね。朝ラー(朝ラーメン)なんてやってるんだぁ……しらんかった。
朝ラーといえば、福島県喜多方市や、静岡県の藤枝市などから全国に広まった食習慣。コロナ禍前から出すお店が徐々に増えていましたが、以降は朝に力をいれるお店がさらに増え、山岡家以外のラーメンチェーンでも提供するようになっています。
そして朝ラーの特徴といえば……実はこれ、という決まりはありません。朝出されることだけ共通している以外、味も、具も何も決まりはないのです。それでも何か挙げるとするならば、朝向きに少しあっさりしたラーメンが多い傾向、というくらい。
一方の山岡家といえば、普通のメニューは醤油からこってり豚骨まで種類が豊富。はてさて、「朝ラー」の場合は何味だろう?と公式HPの写真を見てみても、豚骨っぽくもあるけど塩っぽくもあり……結局「何味」とはわからず。考えてもしかたないので、とりあえず食べに行ってきました。
◼ ラーメン山岡家に朝からGO
今回は「朝ラー」目的ということで、朝8時に速攻山岡家に突入。さすがに、朝っぱらから客はいないだろう……とおもいきや、すでに2~3人の客が。男女問わずにいるということで「朝ラー」の人気の高さがうかがえます。
◼ 山岡家「朝ラーメン」は1杯510円(税込)
店内には机上にメニューはないので、入口の券売機でメニューを確認し選択をします。もちろん今回は「朝ラー」ですので、他のメニューに目もくれず「朝ラー」一択。
注文が決まると、続いて麺の硬さなどををえらぶのですが、まずは王道の「普通」で選択。
ちなみに、山岡家の朝ラーの正式名称は「朝ラーメン」。提供時間は朝5時~11時までで、24時間営業店舗のみだそうです。お値段は1杯510円(税込)です。
注文してしばし待つこと2~3分、朝ラーが出てきました。はや!
朝だから、特に冷麺というわけでもなく、麺やスープに特徴があるわけでもなく、いたって普通のラーメンです。
とはいえ、見た目はちょっと薄めな色した豚骨スープ。具材はネギ、のり、ごま、チャーシュー、そして梅(ねり梅)。麺は細麺です。
山岡家のスープといえばやはり濃厚豚骨スープという印象の方が多いかもしれません。特にニオイが気になるかもしれませんが、朝ラーはそこまでしませんでした。
では「朝ラー」食べていきます。
最初に感じたのは、豚骨スープは全く濃厚ではなくスッキリ。「塩とんこつ」といった味わいです。
ちょうど食べた前日に、別のラーメンチェーン店の豚骨ラーメンを食べたばかりなので、山岡家の朝ラーの「豚骨スープ」には非常に優しい感覚を抱きました。まさに朝向けメニュー。
また、入っているねり梅は、豚骨スープに優しい酸味のアクセントとして加わり非常によく合います。「朝ラー」だからといって「これぞ」という王道はないのですが「スッキリ豚骨」「酸味」これがあると、胃に優しくウレシイですね。
入っているチャーシューは、特にかわったところのない通常のチャーシュー。これもあっさりしているので、朝ラー専用のスープにもよく合い、噛みごたえも十分。
そしてトッピングされている「梅」と「海苔」の相性が抜群!そういえば、梅と海苔はおにぎりの具材でもありますし、朝食べる組み合わせとしては最強ですよね。
あっちゅーまにペロリでございます。スープを飲み干しても罪悪感ゼロ!これ朝だけじゃなく、飲んだ後の締めにもいいかもしれません。
スッキリとした山岡家の朝ラー。「ガツンときて、クセになる。」を掲げる山岡家のメニューとしてはちょっと邪道かもしれませんが、美味いのは間違いありません。
(たまちゃん)