保育園や幼稚園の先生、学校の先生に街で偶然でくわすことってありますよね。そんなとき、あなたなら声をかけますか?それとも気付かないふりをして通り過ぎますか?
ツイッターに、「幼稚園の先生への感謝を行動で表してみた」として、子どもが通う幼稚園の先生を見かけたときのエピソードが投稿されました。投稿者の山葵とうふうさんは、先生に声をかけなかったようですが、それには理由があるようです。
山葵とうふうさんが車で30分のショッピングモールへ子どもの服を買いに行ったときのこと。店内に入ってすぐの売り場で、幼稚園の担任の先生を発見します。
平日の昼間に幼稚園から遠い場所で出くわしたことに驚きながらも、幼稚園で見るエプロン姿とは違う「ユウカ先生」に「かわいい…」と心の中で呟きます。
ユウカ先生は、「いつもきめ細やかに子どもたちを見てくれる」子どもに人気の先生。「時には女だらけの職場で抗争に巻き込まれ涙を流し、でも保護者の前では大変そうな所を一切見せない」という先生は、子どもだけでなく、保護者からの人気も高いそう。先生の休日の邪魔をしないようにと、見つからないよう回り道をした山葵とうふうさんなのでした。
山葵とうふうさんに話を聞くと、その後もユウカ先生に気付かれることなく、無事ショッピングモールを後にしたそう。ユウカ先生に気兼ねなく休日を満喫してもらいたいとの願いから、見つからないように万全を期したそうです。
筆者は元保育士。ユウカ先生とは逆で、ノーメイクで買い物をしている時などは、声をかけられると恥ずかしい気持ちになることもありました。もちろん、思いがけない場所で園児に会えるのは、嬉しいことがほとんどですが。
ただ、思い返してみると、園児から声をかけられることはあっても、保護者だけの時に挨拶されたのは数えるほど。自分が知らないところで、ユウカ先生のように配慮してもらっていたのかもしれません。
「挨拶」は一般的なマナーですが、状況によっては声をかけない気遣いも大切なのかもしれませんね。
<記事化協力>
山葵とうふうさん(Twitter:@tohu4563/ブログ:とうふう絵日記)
(一柳ひとみ)