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ペットと暮らす覚悟 足腰の弱った愛犬のトイレ写真に反響


画像提供:みやうち沙矢(@saya_miyauchi)

「ペットを飼うということは、そのペットの命に責任を持つということ」。当然のことをあらためて考えさせられるツイートをしたのは、元トリマーで漫画家のみやうち沙矢さん。

足腰の弱った愛犬のために、床に敷き詰められたペットシーツの写真に「わかります!」と多くの共感の声が寄せられ、反響を呼んでいます。

みやうちさんはTwitterに、「これから大型犬を買おうと考えてる方は、その子が頑張って足腰が弱るほど長生きしてくれれば部屋がこうなります」と1枚の写真を投稿。写真には2023年で15歳となるスタンダードプードルの坊くんがいつも使用している、みやうちさんが設置したトイレスペースが写っていました。

元々は、ワイドサイズのペットシーツ4枚ほどの大きさだったそう。それが坊くんが10歳を超えたあたりで尿の切れが悪くなり、はみ出してしまうことが多くなったので倍の大きさに。2022年には大病を患うことが何度かあったため、一気に足の筋肉が衰えて踏ん張りがきかなくなり、めまいや下痢などもするようになったこともあってさらに拡大し、使用しやすいようにしたのだとか。

現在はワイドサイズのペットシーツを25枚ほど敷き、その下も漏れ防止のために20枚ほど敷いているそう。ペットシーツとペットシーツの間には100均で購入した滑り止めも敷かれています。トイレの大きさは3畳分ほどで、汚れた部分だけを取り替える方式。表面も足に絡まってペットシーツがはがれないようにテープで細かく固定しているので、トイレスペースを作るのもなかなかの重労働といいます。

ペットシーツを25枚ほど敷き、その下も漏れ防止のために20枚ほど敷いている

ペットシーツとペットシーツの間には100均で購入した滑り止めも敷かれています

トイレ以外にも、現在は歩行補助ハーネスを使用して介助。車の後部座席も平らにして、いろいろと試行錯誤しながら足腰の弱い坊くんが安全に乗れるように工夫しているそう。ちなみに、みやうちさんは年齢的な老いを想定して、コロナでおうち時間が増えたころから地道に自宅で筋トレを開始。緊急時に坊くんを抱き上げて歩けるように鍛えているとのこと。

今回のツイートは、ペットシーツを代えながら「広すぎて笑うわー」と軽い気持ちで写真を撮って投稿したという、みやうちさん。しかし、「愛情をいっぱい感じる」「大型犬を飼っていた頃を思い出しました」など数多くのコメントが。反響の大きさに驚きつつも、「みんな愛犬のために頑張ってる!」と嬉しくなり、心強く感じたそう。

寄せられたコメントで意外だったのは「猫もこうなるよ」というものが多かったこと。みやうちさんは猫と暮らしたことがなく、猫の老後についてよく知らなかったのだとか。ツイートでは「大型犬」と書いたものの、「大型犬だけでなく中型犬も小型犬も猫もみんな長生きしてくれたらこうなるよ」と書き直したい気持ちと語ります。

ペットと一緒に暮らし始める時は、誰しも「長生きしてほしい」と願うもの。その願い通りに長生きした時に、このような苦労を想像できている人は、どれほどいるでしょうか。「私のツイートだけでなく、前情報として経験済みの飼い主さんからのツイートは役に立つと思います」とアドバイスをおくっていました。

<記事化協力>
みやうち沙矢さん(@saya_miyauchi)

(佐藤圭亮)

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