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熊本・球磨川で育った秋の味覚「メタボ鮎」 地元旅館の鶴之湯旅館が紹介


近くの川で捕れた尺鮎を紹介した鶴之湯旅館館主の土山さん。

 初夏から夏にかけてが旬といわれる「鮎」ですが、熊本県・球磨川に生息する「尺鮎」は、6月から12月にかけて漁が行われるため、秋の味覚としても親しまれています。

 そして秋の尺鮎は、川に生息する苔を食した結果、「これ鮎なの?」と問いかけてしまうほどの大型サイズに変貌を遂げるそうです。地元旅館「鶴之湯旅館」の紹介に注目が集まっています。

「メタボな鮎。
鮎は苔しか食べません。しかし、この鮎達はこんなにも丸々と太っています…
鮎がこんなにも大きく育つ球磨川は、豊かな川の証拠です」

 球磨川で捕れた尺鮎を紹介したのは、「鶴之湯旅館」の四代目館主をつとめる土山大典さん。

 鶴之湯旅館では、地元熊本県の食材を使った食事を提供しており、先述の「尺鮎」は、モクズガニとともに秋の名物として取り扱う逸品です。

 今回の投稿数日前には、塩焼きで提供する様子も紹介している土山さん。そこでは、「300グラムの立派な鮎」というつぶやきもそえられています。

熊本・球磨川の秋の味覚「メタボ鮎」を地元旅館「鶴之湯旅館」が紹介。

 天然鮎は200グラムほどで「特大」と扱われるので、300グラムとなれば「超大型」。そのため、「鯖」や「鯵」とも形容されるんだとか。

 写真だけでも肉厚が伝わる逸品には、あふれ出てくる生唾をせき止める作業が不可避です。ちなみにこの時期の鮎は「落ち鮎」とも呼ばれ、俳句では秋の季語でもあるのですが、土山さんが今回紹介したそれは、季節感に加えて、球磨川が自然豊かな川であることも伝えたかったのも狙いでした。

■「熊本豪雨」で被害を受け休業→営業再開して1年

 土山さんの曾祖父が、昭和29年(1954年)に創業した「鶴之湯旅館」。

 木造三階建て、テレビもエアコンもない一軒宿で営業してきましたが、令和2年7月に同地を襲った「熊本豪雨」により、1階にあったものがほぼ全て流出してしまうほど、甚大な床上浸水被害を受け、一時休業に追い込まれました。

熊本豪雨により休業に追い込まれたものの現在は再開しています。

 その後、11月に一部営業再開。現在は通常営業で、館内の様子をSNS上でも発信しています。なお、今回編集部が取材を行った2日は、ちょうど1年にあたる節目でした。

<記事化協力>
球磨川温泉 鶴之湯旅館(Twitter/Instagram:@tsurunoyuryokan)
熊本県八代市坂本町葉木1007-2

(向山純平)

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