動物病院で診察を待つペットの反応はさまざま。怖がって元気のなくなってしまう子や、反対に、自分の番が待ちきれずそわそわしている子など、その時の気持ちや感情が行動から見て取れます。
そんな中、飼い主さんをして「お行儀が良すぎる」と言わしめたのは黒柴の「うめ」くん。背筋をまっすぐ伸ばし、椅子に腰かける姿はもはや「無」の境地。思わず「中に人入ってる?」と声を掛けたくなるほど、落ち着き払っているように見えます。
当時はフィラリアの薬をもらうために、病院を訪れていたという飼い主さん夫婦とうめくん。ついでに検診をしてもらおうと、待合室で待っていた際の様子を撮影した写真です。
実はうめくんは少し病院を苦手としています。不安を和らげるために、普段は抱っこをして待っているそうですが、この時はたまたま太ももの間に挟んで座らせてみました。
すると、うめくんは途端に背筋をピンと伸ばし、とてもお行儀のよい姿勢に。飼い主さんが手を放しても姿勢を崩さず、まっすぐ一点を見つめて座っていたので、面白くて思わず笑ってしまったそうです。
性格はとてもツンツンしていて、抱っこしてもすぐに「下ろして~」と鳴くといううめくんが、こんなにもお行儀よくしていたわけですから、もしかすると内心はドキドキして診察を待っていたのかもしれないですね。
そのまま診察時も暴れたりせず、ずっと落ち着いていたといううめくんですが、家に帰った後はいつも通り家の中を元気いっぱい駆け回っていたとのこと。やはり我が家が一番のようです。
お行儀が良すぎるうめくんの姿には、2万5千件の「いいね」が付くなど、大きな反響が。返信欄には「悟りを開いてらっしゃる……」「名前呼ばれたら普通に二足歩行しそう」と、驚きの声が相次いで寄せられています。
<記事化協力>
黒柴 うめさん(@kuroshibaume722)
(山口弘剛)