深い深い海の奥に住む、深海生物たち。特殊な環境で生き残るため、独特な体つきをしていたり、鋭いキバやぎょろっとした目を持っていたりと、外見は少し怖い印象がありますが、一方でどこか憎めない愛嬌を感じる部分も。
そんな深海生物の不思議な魅力を、ギュッと詰め込んだシルバーアクセサリーがツイッターで話題。「オニキホウボウ」や「ホテイエソ」などをモチーフにしたリングは、どれもおしゃれでユニークなデザインばかりです。
このリアルな深海生物のリングを制作したのはツイッターユーザー・ノブチャンチンさん。主に海洋生物、深海生物をモチーフとした作品を制作、販売するシルバーアクセサリー作家として活動中です。
「これからは深海が来る!」と意気込んで作ったにも関わらず、ニッチな世界すぎて過去の投稿はなかなか反応が得られなかったという、深海生物のリング。
しかしながら、近年深海生物に対する注目が高まりつつあり、先日作品を投稿したツイートには2万件もの「いいね」が付くなど、多くの方から反応が寄せられました。
作品の制作にかかる期間は1~2週間ほど。写真などを参考にするのはもちろん、漁業関係の方や生き物に詳しい専門家にも相談を行いながら、出来る限り本物に寄せつつ、アクセサリーとして使用できるように、デザインに強いこだわりを持って制作されています。
幼少期は海、山、川、に囲まれた自然豊かな場所で育ち、当時から生き物が大好きだったというノブチャンチンさん。特に深海は、宇宙と同じくらい過酷な世界に生物がいることに魅力を感じており、そのデザインをあしらった作品を5~6年ほど前から趣味で作り始めました。
以来、すっかり海洋生物、深海生物の虜に。「世界と繋がっている海の中で、まだまだ発見されていない生物と会えることと、私自身も知らないことが多いので、これからもたくさん学ぶことができるところですね」と、魅力を語ってくれました。
ノブチャンチンさんの作品は「BASE」のWEBショップにて販売している他、6月25日、26日に名古屋で開催される「クリエイターズマーケットvol.46」にも出展予定となっています。
<記事化協力>
ノブチャンチン クリマ46(両日/M-481)さん(@nobchanchyn)
(山口弘剛)