つまようじの先端に、紙やすりの切れ端を瞬間接着剤などで点着けして作る「爪楊枝ヤスリ」。
プラモデルの細かいパーツや、奥まった部分でもヤスリがけができる「便利アイテム」として、多くのモデラーたちに重宝される一方、補充や保管には少なくない課題があります。
それを「ダンボール」でマルっと解決できるという投稿が、Twitterで注目されています。
「つまようじヤスリの補充 教えてもらったやり方を実践」というコメントを添えて投稿したのは介入さん。愛知県を拠点にモデラー活動をしている人物です。
子どもの頃からの模型好きという介入さんは、ここ15年ほどはヤスリをかけたり塗装をしたりと、本格的なカスタマイズもするように。現在はモデラー仲間を集めて会を主催するなど、精力的に活動されています。
さて、冒頭の「爪楊枝ヤスリ」ですが、介入さんもまた愛用者。今回の投稿は、行きつけの模型店の店長から教えてもらった「マル秘テクニック」を試してみたというものです。モデラー歴の長い人物で、以前から多くのアドバイスを貰っていたんだとか。
4枚投稿された写真では、手持ちのダンボールを切断し、断面のすき間に用意した爪楊枝を穴通し、さらに先端にヤスリを接着していく一連の流れが紹介されています。
なるほど、これなら結果としてつまようじが固定されているので、「爪楊枝ヤスリ」を作るのも比較的容易です。そしてそのまま保管ができますね。取り出しもしやすく、まさに目から鱗なナイスアイデア。
「いつもは爪楊枝を1本1本慎重に並べて、転がらないように気を付けながら接着していましたが、これだと位置もズレませんし、角度調整もしやすくて本当に便利ですね。作ったあともまとめて置けますし、ダンボール部分にヤスリの番手を書いておけば、間違える心配もグッと減ります」
普段より、「小さなことでも何か『新しい』を入れる」をモデラー活動における信条としている介入さんですが、その言葉通りに、今回は大きな手ごたえを感じる新技術を得ました。そして、投稿のリプライ(返信)欄には、実際に試してみたユーザーも現れるなど、大きな注目を浴びる結果となっています。
<記事化協力>
介入さん(@nagisa_mhf)
(向山純平)