ハムスターには口の中左右に頬袋という収納スペースがあり、調達した食べ物を入れて安全に食べられる場所まで移動します。頬袋いっぱいに食べ物を詰め込んだ姿は、ぷっくりしたほっぺが可愛いものです。
Twitterに、頬袋を食べ物でいっぱいにしたハムスターの写真が投稿されました。でもよく見ると、右の方が左の倍くらいの大きさに。右にばかり詰めすぎちゃった?
右のほっぺが思いっきり膨らんでいるのは、キンクマハムスターのあられちゃん。生後9か月の女の子です。
普段生活するケージから出て、広いお部屋を散歩する「部屋んぽ」が大好きなあられちゃん。高いところも大好きなようで、飼い主さんの足を伝って登ってくることも多いのだとか。
ブロッコリーやキャベツ、ニンジンなどの野菜が好きなんだそうですが、今回の写真で頬袋に入っているのは、飼い主さんいわく「ほぼブロッコリーです」とのこと。左右分けへだてなく頬袋に入れるものと思っていましたが、あられちゃんの場合は、右の頬袋がお気に入りみたいですね。
飼い主さんは「右の頬袋によく詰め込んでます。入らなくなったら左にも詰め込みます(笑)」と、あられちゃんの性格を紹介してくれました。人間の利き手のようなものが頬袋にあるとしたら、あられちゃんは圧倒的に右利きなのかもしれません。
ハムスターの頬袋は、食べ物を安全なところまで持ち運ぶ、いわばマイバッグのようなもの。なので「この状態ではあまりウロウロしないで、すぐケージに戻ります」とのこと。誰にも邪魔されないケージ内のお家に入ると、頬袋から取り出してゆっくりブロッコリーなどを堪能したんだそうですよ。
あられちゃんは右の頬袋をメインに使っていますが、ほかのハムスターも観察してみると、左右どちらかをメインの頬袋としている子がいるのかも。うちの子はどうなんだろう……と、確かめてみると楽しいかもしれませんね。
<記事化協力>
おこめとおかきさん(@riceandokaki)
(咲村珠樹)