もののけ姫「ヤックル」や「山犬」まで自作 超絶クオリティのコスプレ作品

 スタジオジブリの名作「もののけ姫」劇中において、中心人物となるアシタカとサンの相棒として欠かせない、大カモシカのヤックルと白い山犬の兄弟。勇敢かつ、献身的な姿はとても印象的です。
 アニメを見た方であれば、おそらく一度は思い浮かべたであろう「ヤックルと山犬に乗ってみたい」という想像を現実にしたのは、コスプレイヤー・べるかさん(@beruka225)。コスチュームとともに自作したヤックルと山犬の姿は、アニメからそのまま飛び出してきたかのような再現度です。
 10年以上のコスプレ歴を誇るべるかさんの衣装や小道具は、全て自身の手作り。べるかさんがコスプレを始めた当初は今ほど衣装が売っていなかったことから、せっかく着るなら生地のクオリティにもとことんこだわりたいと考え、独学で衣装制作を行うようになったのだそう。
 そんなべるかさんが、今回「もののけ姫」のコスプレにチャレンジしたきっかけは、写真展への出展のため。カメラマンのPan-nuさん(@Pan_nu_photos)と相談し、自然のロケーションの中で映えることや、自身の大好きな作品であることから衣装制作を決めました。
 衣服の生地の質感もさることながら、アシタカとサン、それぞれで素材や汚し加工の仕方を変えたり、弓矢、刀、お面といった小道具も、長年使い込まれている様子を塗装で表現するなど、細部まで強いこだわりを持って作られていることが分かります。
 また、子どもの頃もののけ姫を初めて見た際に、「ヤックルに乗れたらいいのになぁと思っていた」というべるかさん。衣装作りで資料を探していた際、ヤックルに乗ったアシタカと、山犬に乗ったサンのフィギュアを見て、「このかっこよさをコスプレで再現したい!」と感銘を受け、合わせて制作することを決意しました。
 動物たちは特に、元がアニメ作品であることから、実世界でいかに違和感なくリアルに作れるかがポイントなので、動物番組や写真をたくさん見て研究したとのこと。素材にはコスプレ造形に用いられることが多いサンペルカやフェイクファー、紙粘土などを用いており、こちらも衣装に負けず劣らず、迫力満点の出来栄えとなっています。
 衣装と動物制作を同時進行すること約4か月、作品はついに完成しました。後日、屋外で撮影を行うと、その仕上がりは劇中のワンシーンを想起させるのに十分すぎるほど。森の中で山犬と共に前方を睨むサンや、水辺でヤックルに乗るアシタカの姿は、まさに「アニメからそのまま出てきた」と言っても過言ではありません。
 作品の制作、撮影をもって「ヤックルに一度乗ってみたかった」という夢を叶えたべるかさんですが、「全部なんとか作り上げられた!という達成感はあるのですが、もっとここをこうした方が良かったかなぁと反省点も多いです」とまだまだ自身が納得するクオリティには至っていない模様。今後の活動にも注目です。
<記事化協力>
べるかさん(@beruka225)
(山口弘剛)

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