幼少期に、おそらく誰もが一度は憧れを抱いたことがあるであろう「秘密基地」。大人の目の届かない場所で、気の合う仲間たちと、各自好きなものを持ち寄って、時間を忘れて語り合う……かつてそんな場所を作ったなぁという方も、もしかしたらいるかもしれません。
そんな子どもの頃の熱意を、大人になっても持ち続けていたのは、ツイッターユーザー・プライムベガさん(@Primentree)。自宅敷地内にプレハブを建て、お酒にゲーム、さらにVODが楽しめる、大人の秘密基地を完成させたようです。
プライムベガさん自身は、この秘密基地を「趣味小屋」と称しており、どうやら自身の好きなものを詰め込んだレイアウトとなっている模様。
投稿された写真には、バーカウンターやテーブル席、壁側に並べられたお酒に加えて、アーケードゲーム筐体「ASTRO CITY」が2台、さらに壁掛けテレビが。まさに「隠れ家」「秘密基地」といった雰囲気に、写真を見るだけでもワクワクが止まりません。ちなみにゲームは、プライムベガさんの大好きな「スーパーストリートファイター2X」が入っているとのこと。
以前よりアーケードゲーム筐体を3台所持しており、「いつかプレハブなどで皆で対戦会が出来るスペースが欲しいと常々思っていた」というプライムベガさん。勤める会社の先輩が、同様の趣味部屋を自作したことを受け、「自分も作ってみようかな」と思いついたそうです。
2021年11月に4坪の中古プレハブを購入し、近所に迷惑がかからない、自宅の庭と駐車場のスペースに設置。そこから内装工事に取りかかりました。作業は基本的にプライムベガさん一人で行い、コツコツ作り上げていったようです。
特に床は後からやり直しが利かない部分なので、除湿、補強、断熱、フローリングなどこだわったポイントであるとのこと。
また、ゲーム、VOD環境についてはインターネットに接続、なおかつラグを発生させないよう、自宅から有線LANケーブルを地中に埋めて引き込んだり、お酒のボトルの固定には配管を固定する際のサドルバンドを使用するなど、さまざまな知恵や工夫、そして労力が詰め込まれています。
着工から約5か月の期間を経て、プライムベガさんの趣味部屋は遂に完成しました。「自分で納得いくアイデアが見つかるまで考えながら進めていきましたので、作ってる間は非常に楽しく、自分の思い描く形に近づいていく様子が、高いモチベーションを保たせたと思います」と制作期間を振り返っています。
文字通り「一から作り上げた」秘密基地は、ゲーム好き、お酒好きにとって最高にうらやましい環境。ゲームで対戦の後に、カウンターでお酒を飲みながら感想戦……など、つい妄想が捗ってしまいますね。今後はお酒を保管するための冷蔵庫や、エアコンを設置するなど、もう少し手を加えていく予定だそうです。
投稿には2万件を超える「いいね」に加え、「いいなー!夢の空間ですね!」「良き趣味してる!素晴らしい!」と、相次いで祝福のコメントが。プライムベガさんの好きが詰まった趣味小屋は、多くの方にとっても、ロマンあふれる仕上がりだったようです。
<記事化協力>
プライムベガさん(@Primentree)
(山口弘剛)