プラモデルを組み立てる際、パーツを切り取った後のランナーってどうしてますか?おそらくほとんどの方がゴミとして捨ててしまっていると思いますが、これを見れば考えが変わるかもしれません。
「BANDAI」のロゴが刻まれた盾に、青白く光る「BANDAI SPIRITS」の剣を構え、不敵にほほ笑む小さな騎士がランナーから誕生。捨てられるはずだったランナーの思わぬ活用法にツイッターでは驚きの声が寄せられています。
ランナーから小さな騎士を生み出したのはツイッターユーザーのプロトクラフトさん(@protocraft_bg)。ミニチュアゲーム作家として活動する傍ら、模型製作の様子もツイッターにて投稿しています。
当時プロトクラフトさんはSNS上で開かれるプラモコンテストのためにキットを改造しようとしていましたが、アイデアが全く思い浮かばなかったのだとか。そんな中、パーツを切り出した後のランナーに付いているタグと目が合ってしまい……気付いたら完成していたとのこと。
製作に使用したキットはバンダイ30MMシリーズの「ポルタノヴァ」ですが、ランナータグにCランナーが含まれるバンダイ製プラモデルであれば再現可能。ランナーを切ってくっつけて塗装し、おおよそ2~3時間ほどの時間を経て大きさ約3cmのランナー騎士が完成しました。
作品のこだわりポイントは「剣と盾」。盾に書かれている「BANDAI」は赤で、剣に書かれている「BANDAI SPIRITS」は青で色付けされていますが、これはお馴染みのロゴを再現・イメージしたもの。プラモデルファンならニヤリとすること間違いなしです。
捨てるはずだったランナーを使ったユニークなアイデアには3万件を超える「いいね」が付き、「この発想はなかった」「やべえもん作りましたね!」と驚きの声が多数寄せられています。
それにしても一見しただけではランナーから作られたとは思えない出来栄え。日常あまり気にしない事に目を向けてみると、意外な発見があるものですね。
<記事化協力>
プロトクラフト@次はゲムマ春さん(@protocraft_bg)
(山口弘剛)