ペットや小さなお子さんがいる家庭において、おそらく多くの方が悩んでいるであろう「障子破り」。どれだけ注意しても、どれだけ気を付けていても繰り返し破られてしまうからもう諦めてしまった……という人は多いはず。
そんな障子破り対策として、ツイッターに投稿されたのは「障子紙の代わりに布を張り付ける」というアイデア。しかもただの布ではなく色とりどりの柄が入った生地を数種類使用。光が透ける様子がとても美しく、まるでステンドグラスのような仕上がりに思わず見とれてしまいます。
投稿を行ったのはイラストレーターのEconecoさん(@ECONECOxxx)。アトリエを解放して個展やワークショップを開催したり、イラストを使った雑貨や、子供服などをデザインして企業と販売するなど活動の幅を広げています。なお今回障子に使用した布も一部、Econecoさんが「手芸センタードリーム」とコラボしたオリジナル商品のひとつを使用しているそう。
過去幾度となく飼い猫の障子破り問題に悩まされてきたというEconecoさん。都度張り替えを行ってきたほか、プラスチック板やプラスチックダンボールなども試してきたそうですが、全て効果は薄かった様子……。ついにはよじ登って木の枠まで折られてしまいました。どうにか対策出来ないかと考えていたところ、布を使用したらどうかと思い付き試してみることにしたのだそう。
とはいえ、これまでと勝手の違う「布を張る作業」には大変苦労したとのこと。裁断した布をピンと張り、グルーガンで接着する作業を開始してすぐにその大変さに気付き、早くも後悔したそうですが時すでに遅し。乗りかかった船と思いそのままやりきってしまうことに。ちなみに障子1枚を仕上げるのに約6時間かかったのだとか。
そんな苦労の甲斐もあり、障子の仕上がりは大変素晴らしい出来栄え。完成後も猫ちゃんは時々ちょっかいを出しているようですが、今のところ被害は確認されていない模様。なかなか破けないと気付いたのか、少し動揺している様子とのことです。何とかこのまま破かないでいてほしいですね。
障子の張り替えが完了したのも束の間、次はこれまた猫ちゃんに破かれた「押し入れの内側」の補修に着手していくのだそう。Econecoさんの飼い猫対策はまだまだ続きそうです。
<記事化協力>
Econecoさん(@ECONECOxxx)
(山口弘剛)