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入門用のセット竿で楽しむイシモチ狙いのチョイ投げ【魚別釣り方指南vol.11】


携行性に優れた竿と糸付きのリールがセットになり、主に釣り未経験者の入門用として販売されているコンパクトロッドセット。そのセットを使用して狙えるターゲットやその釣り方を紹介していこう。今回のターゲットは、一般的にはあまり知られていない白身魚「イシモチ」。都市部のスーパーマーケットでは目にする機会が少ないが、これから夏場にかけては港湾部や河口、砂浜などでよく掛かる。明確な引きが楽しめて食味も良好。群れに当たると数釣りが期待できるので、ぜひチャレンジしてみよう!

釣りに行く前に覚えておきたいイシモチの基本情報

今回紹介する「イシモチ」は、「ニベ」と「シログチ」という2魚種の総称。外見が非常に似ており、漁業者からは明確な区別がされないまま流通していた歴史から、その総称が定着している。

東北地方以南から東シナ海にかけての広範囲に生息しており、砂地を好む傾向がある。小型の魚類や甲殻類などを捕食し、大きいものはルアーを追ってくることもしばしば。堤防や砂浜から釣れるのは最大で40cmほど。釣り上げると浮き袋の突起を振動させて「グーグー」と鳴く。

ニベは体の側面から背にかけて斜めに並ぶ点状の模様が特徴。40cm以下の個体は岸近くの浅場に群れで寄るため、まとまった釣果が出ることがある。

シログチはメタリックに輝く白銀の体色が特徴。エラブタに薄い黒点があることでも見分けられる。ニベよりも深い場所を好む傾向があり、大型船が接岸する都市港湾などで釣れることがある。

イシモチを釣るならこんな場所!

砂底を好む魚ゆえ、海底に岩礁帯が広がるような場所は不向き。砂浜に隣接する漁港や堤防、河口部に伸びた導流堤なども良いポイントとなる。コンパクトロッドセットは仕掛けを遠投できないので、なるべく足下から水深がある場所がおすすめだ。

周囲に川の流れ込みがある場所もおすすめ。海底の砂が巻き上げられたりして海が濁っている場所は、イシモチが集まりやすい。

また、イシモチは夜間に盛んにエサを漁る習性があり、夜釣りで狙うのもおすすめ。港湾部や河口部に設けられた親水護岸などは、特によいポイントとなる。

これを揃えればあとは釣るだけ!必要な道具や仕掛け

使用する竿とリールはもちろん「コンパクトロッドセット」。道糸はナイロンの3〜4号を巻いておこう。夜間や朝夕は黄色やピンクに着色されたもののほうが、糸筋が見やすく釣りやすい。

仕掛けは「イシモチ」と書かれた専用品がおすすめ。おおむねハリが2本結んであり、片方の端を道糸に結び、もう片方の端に10〜15号のオモリを装着するだけと準備も簡単だ。スズキの若魚やクロダイといった魚がかかる可能性もあるため、10〜14号のハリが結んであるものを選べば間違いない。

エサはアオイソメが安価で釣果も手堅い。細いものなら3匹ほど、太いものは1匹をハリなりに刺せばよい。場所によってはフグが多くエサの消費が激しいので、2〜3パック(1パックは50g程度)用意すると安心だ。

エサの消費が激しいときは、イソメを模して人工的に作られたワームを使うのも手。魚の食い気が旺盛なときには、本物に近い釣果が期待できる。

釣り方の一連と覚えておきたいこの釣りの注意点

釣り方は、エサを付けた仕掛けをなるべく遠くに投げ、ゆっくり引きながら感触が重くなる場所を探す。重くなったらその周辺は海底に凹凸があるため、そこに仕掛けを止めてしばし待つとよい。10分程度放置して何もなければ、仕掛けを動かしたり、エサのチェックをしたりして、投げ直そう。

なお、夜釣りで狙う際には日中以上に周囲を確認して投入などを行うこと。また、漁港や堤防などでもライフジャケット着用の徹底をお願いしたい。

>>>「魚別釣り方指南」のバックナンバーはこちら

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