猫ハウスの九相図といったところでしょうか。
形あるものは、いつかはその姿を変えてしまう。湿度の高い日本の家屋が、伝統的にスクラップ&ビルドを繰り返したように、段ボール猫ハウスも壊して直してリニューアルを繰り返すものでありますが、敢えて1年間使い続けてみたら、どうなるのかを検証した動画を見つけましたので、ご覧ください。
住人は、笹かまともいうべきパステル茶白猫、アメショと思しき茶縞猫、そして長毛のキジトラ猫の3匹。タイムラプスで記録された、猫ハウスの利用方法は、伸びながら爪とぎ、ひらりと屋根にジャンピング、窓から出た顔に猫パンチ、穴から飛び出て中で暴れて、齧って千切って大興奮と、猫らしい行動のオンパレード。そして見る見る形を変えていく猫ハウス。1分すぎには屋根が凹み、1:42ごろには大穴が開き、その後は結局3階の床が屋上に。住家の損害割合は50%近くに達し、大規模半壊といったところでしょうか。しかし住民たちは、セルフリノベーションだと思っているか、満足げな表情であります。
[A Year in the Life of a Cat Cardboard House/YouTube]