ロンドンから東へ車で約1時間半、ケント州カンタベリーにある世界遺産「カンタベリー大聖堂」で、ご時世を踏まえてオンラインで朝の説教を配信したところ、猫が司祭のミルクを失敬する姿も配信される事案が発生しました。何はともあれ、犯行現場からの映像をどうぞ。
滔々とありがたいお説教を語るのはロバート・ウィリス司祭。足元でうろつくのは大聖堂で飼われているタイガー君。実は、画面左側の椅子の足元にあるお皿には、彼のミルクが入っていたのですが、すでに飲み干しまして、もう一口を狙っている最中であります。
司祭が説教に集中しているのをいいことに、椅子からテーブルへとヒラリと移動。紅茶のポットの側にミルクポットがあるのを知っているかのように「あ、こっちこっち」と無駄のない動きでミルクへと一直線。ミルクポットに前脚を突っ込み器用に掬ってペロペロペロ。司祭はタイガーを横目に見ながら説教をしておりましたが、ミルク窃盗が30秒ほど続いたところで、オンライン視聴中の真と信徒に対して「おや失敬、今朝はお友達も一緒でした」とひと言。
言外の意味を察することなく、タイガーは相変わらずミルクをペロペロ。とうとう思う存分ミルクを舐めたのでありました。ちなみに、別の日ではタイガーとは別の猫が、ロバート司祭の説教中に法衣の中へと一直線に入り込む回とか、人間より猫の方が多い回も発生しておりまして、猫を呼び寄せる何かを、司祭が発している可能性も否定できません。なんでしょう、人徳とかでしょうか。今後も猫回が増えていくと予想されますので、引き続きチェックして参りたいと思います。
[Canterbury Cathedral cat snatches vicar’s milk during morning prayer/YouTube]