猫が額縁に顔を突っ込んでる写真かと考えていた時期も以下略。
皆様が生まれつき備えていらっしゃる違和感を、いち早く年末休業させてしまう動画のご紹介であります。羊毛フェルトによるリアルな猫肖像を制作されているSachiさんのYouTubeチャンネル「Wakuneco.わくねこ羊毛フェルト」から、「Wakuneco.」作品の制作過程動画をどうぞ。
すでにご存知の方も多かろうと思われますが、Sachiさんの手による羊毛フェルトで作られた猫の肖像は、完成品だけを見れば、額の後ろに生きている猫がいて顔を出しているように見えるほど。微妙な猫の表情や毛の色の重なり、毛の流れに髭の張り、そこはかとないふっくら感をたたえるマズル、どれもこれも、間近でまじまじと見て息づく猫の姿を鮮やかに写し取り、額縁のなかに表現されているアート作品であります。
こちらの動画は、実在の猫・トラベーくんをモデルに作成した過程を記録したもので、飼い猫に見つめられながら、Sachiさんの手によって羊毛の塊が徐々に猫の顔となり、作品となるまでの、約3ヶ月半におよぶ制作の様子が約5分の映像にまとめられております。こうして動画を見つめておりますと、命が吹き込まれる瞬間というのは、こういう情景なんだろうなぁと思い至る次第です。
その他の映像は、YouTubeチャンネルにてご覧あれ。公式サイトによると現在はオーダー制作は受け付けていらっしゃらないそうで、こちらのページにてオーダー情報および作品販売の最新情報は掲載されるとのことでしたので、オーダー希望の方は座してお待ちいただければと思います。
[羊毛フェルトで猫を作る制作過程4 A process of making a cat with wool felt./YouTube]