1.目線を合わせない

猫にとって目線を合わせることは「威嚇」を意味します。猫は、じっと目を見ることで、敵対心や優位性を主張するので、目線に対してとても敏感です。
人間の場合は目を見て話すと誠実な印象を与えますが、猫は野生時代の本能によって「狙われている……」と感じてしまいます。
臆病な猫には、顔をのぞきこんだり、目をじっと見つめたりしないようにしましょう。もし偶発的に目があってしまった場合は、そっとまばたきをして視線をそらすとよいでしょう。
2.無理に近づかない

臆病な猫は、人間の方から近づくと、さらに警戒心を強めてしまいます。仮に静かに近寄ったとしても、猫は「何かされるかも…」と不安になります。
したがって、人間に慣れていない猫には、自ら近寄るのは逆効果です。猫の方から寄ってくるのを待つスタンスが基本であることを覚えておきましょう。
また猫にもパーソナルスペースがあります。一般的には50cm~1.5mほどの距離感が必要であるとされていますが、臆病な猫は最低でも2mは離れましょう。これは万一のときに逃げるための距離ともいわれています。
猫が「安全である」「安心できる」と感じれば、猫の方から寄ってくるので、「放置することが愛情」だと思って、じっくり静かに待ちましょう。
3.姿勢を低くする

自分よりも大きなものには威圧感を感じます。臆病な猫と一緒の空間にいるときは、できるだけ姿勢を低くするのもポイントです。
床に寝っ転がってテレビや雑誌、スマホを見ているだけでもよいですね。少しでも姿勢を低くして、猫の方から近づいてきても自ら触るのはまだガマンです。猫は安全確認のために、人のニオイを嗅ぐことがあるので、もし手や体を嗅いできたらじっと動かずに嗅がせてあげましょう。
4.隠れられる場所を用意する

猫は警戒心が強いため、完全に心を許してリラックスしていない場合は、いつでも逃げられる準備をしています。
だからこそ、同じ空間に隠れられる場所を用意してあげるのがベストと言えます。猫は逃げ場があることで、少し心を落ち着かせることができるからです。
また「逃げ込む場所」ではなく「見張り場所」という意味にもなります。猫は安心して外の様子(=この場合は人間)を観察できる場所があることで、心を整えることができます。
5.おやつを与える

極端に臆病な猫は、信頼できない人間から食べ物をもらうこともこわがります。したがって、おやつを与えるときは、直接手からあげようとしても怖がるだけです。最初は近くに置くことからはじめましょう。
少しずつおやつを置く距離を縮めていき、慣れたら猫の方から近づいてくるので、それまではじっとガマン。一度でも大きな音を立てたり、いきなり触ろうとすると、積み上げた信頼が失われてしまうので、慎重に進めていきましょう。
まとめ

どんなに臆病でも、猫のキモチを最優先に考えた行動をしていれば、少しは慣れてくれます。
しかし、猫の性格によっては「これ以上はなかなか距離が縮まらない」というボーダーがある場合もあります。猫によって人間との間に必要な距離はそれぞれです。よって、焦りや無理は禁物。「猫ファースト」は基本。猫が求める距離感を尊重するのも立派な愛情ですよ。
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