1.相性の心配がなくなる

猫はとても繊細な動物。初対面の猫(もしくは犬など)との関係構築には時間がかかることが多いです。あとから猫を迎える場合、先住猫が警戒してしまい、威嚇やストレスから体調を崩してしまうこともあります。
しかし、最初から2匹一緒に迎える場合、同じタイミングで新しい環境に入るため、対等な立場で関係を築きやすく、縄張り争いが起きにくくなります。特に兄弟猫や同じ保護施設で一緒に育った猫同士なら、すでに信頼関係があるため、寄り添って眠ったり毛づくろいし合ったりと、微笑ましい関係性を早い段階で見せてくれることも。
猫同士の相性に悩まされるリスクを軽減できるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
2.遊び相手がいるので運動量が増える

子猫や若い猫は遊びを通じてエネルギーやストレスを発散します。1匹だけだと、どうしても遊び相手が飼い主のみになってしまい、留守番中に退屈して運動不足やストレスを感じやすくなります。
ですが、2匹いれば猫同士で自然とじゃれ合い、追いかけっこやかくれんぼをして過ごすようになります。こうした遊びは、筋力の維持や肥満防止にも効果的。また、遊びながら社会性や距離感も学べるため、猫同士のコミュニケーション能力が育ちやすい点もメリットです。
3.お金の負担は大きくなる

最初から2匹を迎え入れることにはメリットだけでなく、デメリットも存在します。猫を2匹迎えるということは、愛情だけでなく経済的な負担も求められます。フード代やトイレ用品などの消耗品は単純に2倍になりますし、ワクチン接種や健康診断などの医療費もそれぞれにかかります。
万が一、どちらかが病気やケガをした場合には高額な医療費が発生することも。さらに、2匹が快適に過ごせるようにトイレを複数設置したり、広めのキャットタワーやベッドを用意したりと、初期費用も膨らみがちです。
4.病気の感染リスクも考慮しなければいけない

多頭飼育では、1匹の体調不良がもう片方に広がるリスクもあります。例えば、猫風邪やノミ・ダニ、ウイルスなどは接触や排泄物を通じて簡単に感染してしまうため注意が必要。特に子猫や免疫力の低い猫にとっては、たった1回の感染でも重症化のリスクがあります。
そうしたリスクを軽減するには、清潔な生活環境の維持はもちろんのこと、予防接種や定期的な健康診断の徹底が欠かせません。
また、体調の変化にすぐ気づけるよう、毎日しっかり観察することも大切。2匹いることで感染症へのリスクが倍になるとも言えますが、正しい知識と日々のケアで防ぐこともできます。
まとめ

猫を最初から2匹一緒に迎えることには、メリットがある一方でデメリットも存在します。可愛さや憧れだけでなく、現実的な視点でライフスタイルや経済状況を見つめ直すことが、多頭飼育を成功させる第一歩。猫たちが安心して過ごせるように、飼い主自身が無理なく、でも責任を持って愛情を注げる環境を整えることが何より大切だと言えるでしょう。
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