お客さん訪問前のステップ2つ

1.猫の隠れ場をつくる
最初からお客さんに会わせようとして、部屋を行き来できるドアなどを閉めてしまうことはやめましょう。
そもそも猫は、縄張り意識が強い生き物。見知らぬ人=外敵のようにとらえ、警戒するのは自然なことです。
無理に対面させたとしても、猫にますます不信感を与え、ストレスとなる可能性が高いです。安心できる隠れ場で過ごしてもらい、猫を落ち着かせてあげましょう。
2.お客さんに猫への対応方法をレクチャーする
お客さんには、自宅にくる前に、あらかじめ猫の性格や接し方を伝えておくとスムーズです。
「猫が近寄ってくるまで、声をかけないようにしてほしい」「大きな声はできるだけ控えてほしい」というように、具体的にリクエストしておきます。
猫の性格によっては、顔を見られるだけでも不安になり逃げてしまうこともあるため、最初は目を合わせることも控えてもらいましょう。
お客さん訪問後のステップ3つ

3.お客さんがきたらご褒美(おやつ)をあげる
いよいよお客さんが自宅にきたという段階になったら、まずは猫におやつをあげましょう。
「お客さんがきた=悪い出来事」と思い込んでいる猫が多いため、おやつを与えることによって、それを「よい出来事」に変換させます。
いつもはあげていない特別なおやつも、ここぞというタイミング。もしその際に、お客さんの近くに猫の方から歩み寄ってきたら、お客さんからおやつをあげてもらうのもよいでしょう。
4.猫の動きに反応せず、静かに見守る
可愛い猫を見ると、すぐさま駆け寄ってしまいたい気持ちになりますが、そこをグッとこらえます。
触らなければOKということではなく、視線を向けたり、上から見下ろしたりするのもNGです。
猫の行動に干渉せず、自由で何もしない雰囲気を演出しましょう。
猫が「安心できる人」と受け止める感覚は、少し独特。関わってこない人の方が、かえって安心できる人とみなされる傾向があるのです。
5.猫から近づいてきたら、お客さんに挨拶してもらう
いよいよ猫が、お客さんのもとへ!ようやく、はじめましての挨拶を交わすことができます。
猫の世界では、鼻と鼻をくっつけて挨拶をするため、これを見習い、人差し指で挨拶をしましょう。
特にイヤがる様子が見られない場合は、お客さんに指先をそっと差し出してもらい、においを確認してもらいます。
猫のすぐれた嗅覚によって、たくさんの情報を把握し「この人は安心だ」と感じ取ってくれるはずです。
まとめ

飼い主さんは、ときにはお客さんの力も借りながら、猫が来客に少しずつ慣れていけるよう工夫してみましょう。
「猫をスルーするの?」「あえて隠れ場所をつくるの?」と意外に思われるかもしれませんが、遠回りをしているようで、実はその方が近道です。
もちろん、猫の人見知り度によっては、時間がかかる場合もあります。
猫に無理をさせず、その猫のペースで、お客さんとお近づきになれるよう配慮してあげましょう。
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