旅行中に逃げ出し、行方不明に

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約1年前に行方不明になった愛猫を探し続ける夫婦がいます。
Rafal Klajnszmiさん(53歳)と妻のMonikaさんは2024年7月に、ドイツ西部のエシュヴェーゲにある自宅からバイエルン州へ旅行中、途中のエアランゲンで宿泊することにしました。このときに愛猫のNeroが行方不明になってしまったのです。
「車から猫用の蓋つきトイレを出し、ホテルに入ろうとしました。ところが蓋がきちんと閉まっておらず、Neroは外へ逃げ出してしまったんです」(Rafalさん)
その後数ヵ月にわたり、夫婦は捜索を続けました。その経費は2万ユーロ(約325万円)以上かかっているといいます。
毎週末に自宅からエアランゲンまでの約480キロを往復するので、ガソリン代やホテル代が相当かかります。2人はこれまでに1万枚以上のチラシを貼りだし、近隣住民の話を聞いたり、戸別訪問をしたりしています。周辺地域に餌入れを配置し、Neroの大好きなツナを入れ、こまめに見回って中身を補充しているのです。
ボランティアの協力を得て捜索活動

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Rafalさんは「Neroがなかなか見つからないのは、内気な性格のためだと思います。Neroは人に近寄ってなでてもらいたがる社交的な猫ではないのです。きっとすべてに怯えていて、夜暗くなってから出歩いているのでしょう」と心配そうに話しています。
エアランゲンには、協力を申し出てくれた親切な人々が、ボランティアとして時間と労力を提供してくれています。こうした人々が新しいチラシを貼り、ご飯を補充してくれています。Rafalさんが提供したマイクロチップの読み取り機を片手に、街で見かけたNeroと同じ黒猫をスキャンし続けてくれるボランティアもいます。
いくつかの餌入れには監視カメラ付のものもあり、猫が現れるとRafalさんに携帯電話のメッセージが入るようになっています。
「とてもありがたいことに、ボランティアのみなさんは昼夜交代で待機してくれています。メッセージを受けたわたしが電話をすれば、すぐに車で現地へかけつけ、現れた猫のマイクロチップをスキャンしてくれることになっています」
希望を捨てず、探し続ける

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残念ながらまだよい知らせはありませんが、同時に悪いニュースも受け取ってはいません。
「もし死体で発見されたら私たちにも連絡があるはずです。獣医や高速道路の保守管理局によると、動物の遺体が引き取られた場合はマイクロチップの有無を確認する手順になっているそうですから」とRafalさん。
エアランゲンの住民の中にはチラシがあちこちに貼られることに不満の声もあがっています。そこで夫婦は、道ゆく人々に直接チラシを手渡して協力を求めることにしました。
これと並行して、2人はFacebookページを開設して愛猫の写真や特徴などを掲載し情報を求めています。同ページには無事を願う飼い主の気持ちやNeroの生い立ちについても説明されています。
「Neroは親友であり、大事な家族の一員です。見捨てるわけにはいきません。まだ生きていると信じています。絶対にあきらめません!」と決意を語るRafalさんです。
愛猫との再会を信じて、今日も夫婦の捜索活動は続きます。
出典:German cat owners have spent over $20,000 in search for missing pet who disappeared last year
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