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猫を多頭飼育するなら、やってはいけない『間違った仲立ち方法』5選 逆に猫同士の関係悪化につながるかも


猫を多頭飼育する際、最も心配されるのは猫同士の喧嘩です。喧嘩の原因として、縄張り争い、交尾相手争い、相性の不一致が主なものとされています。しかし、猫同士の喧嘩にはルールがあり、大抵の場合は致命的な怪我を負わないようにしています。新しい猫を迎え入れる際の重要なポイントは、初対面時にいきなり接触させないことです。ニオイの交換や柵越しの短時間の面会を通じて徐々に慣らしていきます。また、空間は共有させつつ日用品は共有せず、猫がそれぞれのスペースを持てるように工夫することが大切です。また、避妊・去勢を行ってから飼うことが推奨されます。

猫の喧嘩

睨み合う猫たち

後から新しい猫を迎え入れる場合、飼い主さんが心配されるのは猫たちが仲良くなれずに喧嘩を行うことではないでしょうか。猫たちの喧嘩の原因には、縄張り争い、交尾相手争い、相性の不一致の大きく3点が挙げられます。

しかし猫には猫同士の喧嘩のルールがあり、基本的には相手に致命的なケガをさせるような喧嘩はしません。大抵の場合は睨み合いで、また実際の喧嘩になった場合も力の弱い方が先に負けを認めて降参の意を表明し、その時点で喧嘩が終了します。

また一度喧嘩をして勝敗が決まると、その後は弱い方が常に降参の意を表するため、激しい再戦を繰り返すことはほぼありません。

こういった猫が喧嘩をする原因や喧嘩のルールを知っておくことで、後から新しい猫を迎え入れた場合も、上手に猫たちの仲立ちをすることができるでしょう。それでは、実際に多頭飼育をする場合にやってはいけない間違った仲立ち方法をご紹介していきます。

猫を多頭飼育する場合にやってはいけない間違った仲立ち方法

個別の食器で食事をする猫たち

1.初対面でいきなり接触させない

猫は、一度嫌なことを経験すると、そのことを決して忘れません。そのため、先住猫がいる家に新しい猫を迎え入れる場合、最も大切な瞬間が「初対面」の印象です。第一印象が悪ければ、その後もうまくいかないことが多いからです。

初対面でいきなり猫同士を直接対面させると、先住猫は新参猫を自分の縄張りに侵入してきた不審者だと見做して攻撃するでしょう。そうなると、仲立ちとしては失敗に終わることがほとんどです。

まずは新参猫をクレート(またはケージ)の中に入れ、先住猫が入れない部屋にそのクレートを置きます。そして、先住猫には新参猫のニオイがついたブランケットなどのニオイを嗅がせるだけにします。

先住猫が新参猫のニオイに慣れてきたら、先住猫を新参猫のいる部屋にそっと招き入れ、飼い主さんが見ている場で短時間だけ柵越しに面会させます。回を重ねる度に面会時間を少しずつ延ばしていき、慣れてきたところで新参猫をクレートから出します。

このように、対面は時間をかけて少しずつ慣らしていくことがポイントです。

2.空間は共有させ、日用品は共有させない

猫は強い縄張り意識を持っている動物ですが、外で暮らしている猫たちも、完全に自分だけの縄張りを持っているわけではありません。お互いの縄張りの一部が重なり合い、お互いに共有し合いながら暮らしているのです。

猫たちは、活動時間をずらしたり高さの違いを利用したりすることで、直接接触する機会を減らして上手に縄張りを共有しています。同じ室内で暮らす多頭飼育の猫たちも、床から棚の上などの空間を立体的に利用することで、上手に空間を共有するでしょう。

ただし、トイレや寝床、食器、ひとりでゆっくり過ごせる隠れ場所などは、必ず1匹に1つ以上ずつ与えることが鉄則です。

3.基本的に喧嘩は仲裁しない

先住猫と新参猫が喧嘩をしても、どちらかがケガをしそうな程ヒートアップしていない限りは、基本的に仲裁するのはやめましょう。一度お互いの力量がわかれば、その後じゃれ合うことはあっても本気で喧嘩をすることはほぼありません。

逆に、いつまでもお互いの力量がわからないままでいると、本気の喧嘩を繰り返そうとする可能性があります。

4.避妊・去勢手術をせずに多頭飼育しない

複数のオス猫と1匹以上のメス猫で多頭飼育をする場合、避妊・去勢手術をせずに飼育をすることは、とても危険です。メス猫が発情する度に、オス猫たちが交尾相手を争って喧嘩をするためです。原則、避妊・去勢手術をした上で多頭飼育をスタートしましょう。

5.相性が悪い猫同士を無理矢理仲良くさせようとしない

人間同士も、相性が悪くてどうしても仲良くなれない相手がいるのと同じように、猫同士も相性が悪くて仲良くなれない場合があります。その場合は無理矢理仲良くさせようとせず、お互いが過ごす部屋を分ける等、お互いに顔を合わせずに暮らせるような工夫をしてあげましょう。

1つの縄張りを複数の猫で共有させるための工夫

適度な距離感で寛ぐ猫たち

よほど相性が悪い場合を除き、大抵は複数の猫に同じ室内で自由に暮らしてもらうことができます。とはいえ、猫にもそれぞれのパーソナルスペースがありますので、床の上から戸棚やキャットタワーの上など、空間を立体的に利用できるような配慮が欠かせません。

また同じ室内でも、それぞれの猫が特に気に入っている個別の縄張りができます。よく観察していれば見当がつきますので、お互いの縄張りの境界に爪研ぎ器を置き、猫たちが思いっきり自分の縄張りを主張できる環境を作ってあげることで、多頭飼育のストレスを軽減させてあげましょう。

まとめ

並んで窓の外を眺める猫たち

飼い主さんは「ひとりぼっちで留守番をさせるのはかわいそう」「友達が欲しいだろう」などの気持ちから、2匹目を迎え入れようと考えるかもしれません。しかし、猫は「寂しい」とか「友達が欲しい」とは考えていないかもしれません。それどころか、新参猫に飼い主さんの愛情を持っていかれたと、ヤキモチを焼くことすらあるのです。

それでも多頭飼育をしたい場合は、今回紹介したポイントを意識しながら飼育し、後付けの多頭飼育を成功させましょう。


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