1.飼い主さんに甘えたい
猫に噛みつかれるのは、人間から見たら痛い攻撃なのですが、猫にとっては愛情表現のことがあります。子猫は甘噛みで母猫に甘えたいアピールをするといいます。飼い主さんにも、甘えたくて噛んでしまうのでしょう。
飼い主さんとのスキンシップが足りなくて、甘えの欲求が叶えられていないこともあります。愛猫との時間を大切に、充分に甘えさせてあげて下さいね。
また、お腹がすいていたり、遊んでほしいなど、要求があって手を攻撃することもあります。
2.手をおもちゃにして遊んでいる
飼い主さんの手が動いていると、猫は狩猟本能が刺激されるようです。つまり、獲物だと思って、飛びかかってくるのです。おもちゃで遊んでいるのと同じような感覚なのでしょう。無意識に手が動いてしまうこともあるかと思いますが、猫が近くにいたら要注意です。
手をヒラヒラと動かすと、猫が夢中で飛びかかってくるのですが、遊びがヒートアップして飼い主さんがケガをする恐れがあります。猫を手で遊ばせるのはやめましょう。手で遊ばせていると、手を攻撃しても良いものだと覚えてしまうこともあります。
特に子猫の頃に手で遊ぶことを覚えてしまうと、なかなかやめられないようです。猫と遊ぶときは、手ではなくおもちゃを使いましょう。
3.歯が痒い
生後3～7ヵ月の子猫の場合は、歯の生え変わり時期で歯茎がむず痒く、飼い主さんの手を噛んでしまうことがあります。
手だけでなく、噛めそうなものは何でも噛んでしまうでしょう。電気コードなどを噛んでしまうこともありますが、危険なのでやめさせたいですね。
歯が痒くて噛んでしまうので、噛むという行為自体をやめさせることはできません。人の手や、他のものを噛ませないためには、子猫が噛んでも害のないおもちゃを与えてみて下さい。
4.イライラしている
おとなしく撫でられていたのに、突然牙を向いてきた…このような場合は、ちょっとスキンシップが過ぎてしまったのかも知れません。「もうやめて」のサインに飼い主さんが気づかなかった可能性があります。
猫の方から甘えてきたので撫でてあげた場合も同じです。撫でられて満足しているうちはいいいのですが、しつこく撫でているとイライラさせてしまうのです。
猫がやめてほしいと思っているときは、しっぽを強く振ったり、イカ耳になるなどのサインが見られます。見逃さないように気をつけましょう。
まとめ
猫が手を攻撃してくるのには、理由がありました。おもちゃを与えるなどして、手への攻撃を回避する必要があります。
それでも、手に攻撃されてしまったときは、それがいけないことだと伝えましょう。その場ですぐに「痛い！」などとシンプルに声を上げます。大声で叱ったり、叩いたりするのは恐怖を植えつけてしまうだけなので、絶対にやめて下さいね。
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