青い瞳をもつ美猫は13歳に
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青く光る瞳と美しい毛並みをもつ猫Choupetteは、「シャネル」「フェンディ」など高級ブランドのヘッドデザイナーを務めた故Karl Lagerfeld氏の愛猫でした。この猫は彼の2億ユーロ（約327億円）に上る遺産の一部を相続し、現在は映画スターのような生活を送っています。
しかもChoupette自身、一流モデルと肩を並べてファッション関連の出版物に登場し、Instagramのフォロワーが26万5000人もいるほどのセレブなのです。
2024年には13歳の誕生日をヴェルサイユ宮殿で迎えました。
「彼女はお姫様ですから、お城の前で写真撮影をするのがふさわしいと考えたのです」と話すのは、Lagerfeld氏の家政婦だったFrançoise Caçoteさんです。2019年に飼い主が亡くなったあと、Choupetteの世話係を務めています。
「誕生日のプレゼントに、たくさんのおもちゃとすてきなクッションをもらいました。それに美しい磁器の鉢2つも。ほかにも無数の小さな贈りものが届きましたね。もちろん、この猫にふさわしい愛情も、たっぷり注がれましたよ」という彼女です。
お姫様のような性格
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Choupetteは、パリのマンションでFrançoiseさんとその夫と子供たち、同居猫のSiana（元保護猫）とともに暮らしています。Sianaを引き取ったときはうまく付き合っていけるか不安だったというFrançoiseさんですが、いまでは2匹はとても仲良くしているといいます。
「Choupetteは昔からお姫様のような性格で、歳を重ねてその傾向は増すばかりです。だからこの子にモデル撮影の依頼があったときは、慎重に考えてから承諾しています。カメラの前では神経質になるからです。でもいったん撮影を終えていつもの環境に戻れば、リラックスしてご機嫌も直ります。もうすぐ14歳になりますが、とても美しくて、全然老猫には見えないでしょ？」と話すFrançoiseさん。
「彼女はこの家のボスです。やりたくないことは絶対しない。わたしが毛をブラッシングしようとしても、猫がその気にならなければ絶対に無理です。個性は強いですが、とても愛らしい性格です。わたしたちはこの猫に合わせて生活するよう努めています」
Choupetteは早起きです。朝食をとり、Françoiseさんに毛並みを整えてもらいます。それからまたご飯を少し食べます。常時少量ずつ食べるのだそうです。ときには外で食べることもあります。バルコニーに居心地の良い小さなスペースがあって、そこに座って鳥が飛ぶのを眺めるのも日課なのです。
「Choupetteは鶏肉が大好きで、もう何年も同じブランドのフードを食べ続けています。小食で、食事制限をしたことは一度もありません。いつも適正体重を維持できていますね」と彼女。
そして食事に使うのは、Lagerfeld氏がとても気に入っていた中国製の磁器鉢です。この猫が鼻を突っ込むのにちょうどいいサイズだそうです。ちなみにChoupetteは、小さなヴィトンのバッグも持っているそうですよ。
シャネルの服をベッド代わりに
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生前Lagerfeld氏は「Choupetteは、積み上げられたシャネルの服の上ですやすやと眠るのが好き」と話していたことがあります。試着室に忍び込んで高価な服をベッド代わりにする大胆な態度は、いまも変わっていないようです。
デザイナーとしてあちこちのホテルを泊まり歩いた飼い主と過ごしたため、Choupetteは旅することを苦にしません。近くの庭でも遠くの山や海でも、ご機嫌で散歩をしてアウトドア活動を楽しんでいます。現在でも、よくFrançoiseさんたちと一緒に旅行に出かけるそうです。
「Lagerfeldさんは、人々が愛猫のことを話題にするのが大好きでした。みんなに『お元気ですか？』と聞かれるよりも『Choupetteはどうしてる？』と尋ねられるほうが多かったそうです。そのことを、誇りにも思っていたようですね」というFrançoiseさん。
名デザイナーが心から愛した猫は、セレブとして快適な毎日を送っています。Lagerfeld氏も、天国から愛猫の姿を見守っていることでしょう。
出典：Exclusive: Inside the lavish life of Karl Lagerfeld's cat Choupette: 'she's the boss'
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