1.日頃あまりお世話をしていない

猫は、毎日お世話をしてくれる人やたくさん可愛がってくれる人など、「自分にとって大切な存在」のことをよく覚えています。しかし、日常的にごはんをあげたりトイレ掃除をしたりといったお世話をしていない場合、どうしても存在感が薄くなりがちです。
たとえば家族の中で特定の人だけが世話をしていると、その人だけを自分の仲間だと認識して、他の家族は「たまに見る人」としか思わないこともあるよう…。愛猫にしっかり覚えてもらうには、できるだけ積極的に日常のお世話に関わることが大切です。
2.コミュニケーションの頻度が少ない

猫は人間とのコミュニケーションを通じて「信頼関係」を築きます。その場にただ存在しているだけでは、猫に対して強い印象を残すことはできません。あまり猫とスキンシップをはかったりおもちゃで遊んだりしない、また話しかける頻度が少ないと、猫にとっては「知らない人」や「どうでもいい人」になってしまう可能性が…。
毎日(もしくは会える機会に)少しでもいいので、声をかけたり、軽く触れ合ったりする時間を持ちましょう。猫との絆を深めるためには、ちょっとした積み重ねがとても重要です。
3.長期間会っていない

猫はどちらかというと、短期的な記憶の方が得意だと言われています。関係性が浅い場合は数週間~数か月会わないだけで顔を忘れられてしまうことも珍しくありません。一方、日々お世話をしてくれていたり遊んでくれるなど、猫にとって良い存在だと思われていて強い絆ができていれば、数年会わなくても覚えていてくれる場合もあるのです。
愛猫と長期間離れる予定があるときは、出発前にできるだけたくさん交流して「大事な人」として認識してもらうのがおすすめです。
4.香りや雰囲気が変わった

猫は嗅覚がとても鋭く、飼い主や家族のことをニオイで認識しています。引っ越しでニオイが変わる、つけている香水を変える、他の動物のニオイをまとって帰宅するなど「知らないニオイ」だと判断されてしまうと警戒されることがあるのです。
また、飼い主の雰囲気(声のトーン、態度)が変わった場合も、猫にとっては不安要素になりやすいです。愛猫に覚えていてもらうためには、なるべくフラットな態度でいつも通りの自分を意識して接していきましょう。
5.猫にとって不快なことをしている

無理やり抱っこする、大きな音を立てる、しつこく構いすぎるなど、無意識のうちに、猫が嫌がることをしていませんか?猫にとってストレスになる行動を取ると「苦手な人」と認識されやすくなります。
猫に覚えてもらうならポジティブな認識をしてもらいたいですが、猫が相手に対して苦手意識が強まると「自分に嫌なことをする人だ」と覚えられてしまい、避けられるようになる可能性があるので注意が必要です。
猫がリラックスできる距離感を尊重し、無理強いをしないことが、覚えてもらうための第一歩です。
まとめ

猫に忘れられないためには、日常的なお世話と丁寧なコミュニケーションが不可欠です。実家で飼っているなどで、会えない時間の方が長かったり毎日一緒にいられなかったりと様々な事情があると思いますが、たとえ一緒にいられる時間が短くても「安心できる存在」として認識してもらえば、離れていても忘れられにくくなります。
愛猫に会えるときは、ごはんをあげたり遊んだりしてたくさん触れ合いましょう。愛情を込めて接すれば、きっと猫もあなたを大切な存在として覚えていてくれますよ。
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