1.トイレの失敗が急に増えた

「認知症」チェックポイントのひとつはトイレです。
これまでしっかりトイレができていた猫がよく粗相するようになったら、認知症かもしれません。
トイレの場所を忘れている、排泄する位置の認識できなくなっている可能性があります。
猫のトイレにまつわる問題は、腎臓病や泌尿器系の病気の可能性もありますので、まずは動物病院で相談してみることが大切です。
2.夜鳴きや徘徊が増えた

猫の認知症の初期段階は、夜中に突然鳴き出したり家の中をウロウロ歩き回るようになったりする行動が見られます。
猫にも人と同じように「認知機能不全症候群」という老化による変化が起こることがあり、不安を感じると、同じ行動を繰り返すことがあります。
たとえば、突然ひとりぼっちになると、強い不安や恐怖感から鳴いて誰かを呼ぶのは高齢猫によく見られる行動です。
単なる愛猫の「甘え」や「わがまま」ではなく、脳の働きが少しずつ変化しているサインとして受け止めてあげましょう。
3.飼い主のことがわからない様子

目が合っても無反応だったり、猫の名前を呼んでも反応が鈍くなった場合なども、認知症の兆候と考えられます。
猫は本来、記憶力が良く、人の声や音の区別することが得意です。それが曖昧になってくると、まるで「初めて会った人」のような顔をされることもあるかもしれません。
これは飼い主にとってつらい瞬間ですが、猫自身も不安を感じているため、なるべく生活の中でのストレスを減らしてあげることが大切です。
「猫の認知症」進行を緩めるためには?

認知症の進行を完全に止めることは難しいですが、ゆっくり進行させることは可能です。
まずは毎日のルーティンを崩さないようにしましょう。ごはんの時間や遊びの習慣は、できる限り決められた時間で行うことで、猫は安心感を得ることができます。
猫用の知育おもちゃを使って「ご褒美おやつ」を与えてみる、やさしい声かけや毎日のスキンシップも効果的です。
脳に刺激を与え続けること、愛猫のストレスをなるべく軽減してあげると、状態が安定することがあります。
まとめ

猫の認知症は決して珍しいことではありません。「粗相」「夜鳴き」「反応の変化」など、小さなサインを見逃さず、早めに気づいてあげることが何よりの予防です。
認知症は、他の病気とよく似た症状がみられることもあります。もしも猫の様子や行動に少しでも違和感を覚えたら、自己判断せずに早めに動物病院で相談してみましょう。
以前とは異なる猫の行動に不安を感じてしまいますが、大切なのは変化した愛猫をそのまま受け入れ、安心できる環境をつくってあげることです。年を重ねるほど深まる愛情が、きっと猫の心にも届くことでしょう。
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