猫がご飯を選り好みするのはなぜ?

「せっかく買ったご飯なのに食べてくれない…」と悩む飼い主さんは多いでしょう。猫が好き嫌いをするのには、いくつかの理由があります。
もともと猫は警戒心が強く、新しい食べ物にすぐ慣れにくい性質を持っています。また、過去に「このご飯を食べた直後にお腹が痛くなった」などのネガティブな経験があると、その匂いを嗅いだだけで避けることも。
他にも飼い主が猫のためにと思って頻繁に色々な種類のフードを与えると、「もっと美味しいものがもらえるかも」と期待して、猫の気分による好き嫌いが激しくなることもあるでしょう。
愛猫の『ご飯の好き嫌い』試したい対策法3選

1.ご飯の環境を変えてみる
猫がご飯をあまり食べてくれないとき、まずは食事環境を見直ししてみましょう。猫は環境の変化に敏感なため、食事の与え方はとても大切です。
たとえば、食器をこまめに洗わずにフードを継ぎ足しているようなことがあれば、菌や汚れ、ニオイなどが気になって本能的に食べたくなくなることがあります。
お手入れのしやすい陶器やガラスの器を使ってみたり、猫が食べやすい高さに調整してあげるなど、衛生面や食器の種類にこだわってみましょう。
また、静かな場所で猫が安心して食事ができる環境を整えることも、偏食改善への近道となります。
2.いつものご飯に工夫をしてみる
猫は匂いで食べ物を判断するため、食事の香りを強くすることで興味を持たすことができます。
ドライフードなら少しお湯をかけてふやかすことで香りを立たせたり、ウェットフードなら人肌程度に温めたりするだけで、食いつきがよくなることも。もし、猫が温めたフードを好まない場合は、主食に「トッピング」を試してみましょう。
猫専用の「鰹節」や、ささみの「フリーズドライ」などを細かくしてからいつものご飯にかけてあげると食べてくれることがあります。ドライフードが主食なら、ウエットフードを少し混ぜて与えるのもおすすめです。
3.少しずつ新しいフードに切り替える
好き嫌いを減らすためには、急にフードを変えるのではなく、少しずつ慣らしていくことが大切です。
たとえば、今まで食べていたフードに新しいものを10%ほど混ぜ、徐々に割合を増やしていきます。猫は警戒心が強いため、急な変化には抵抗しますが、時間をかけることで「これは食べても大丈夫」と学習しやすくなります。
また、食事の直前に少し遊ばせて空腹を感じさせるのも効果的です。ご飯前に遊ぶ時間を作ると、食事もスムーズに受け入れやすく、ご飯の満足度が高まりますよ。
まとめ

猫の好き嫌いはすぐには治りませんが、ちょっとした工夫で改善できます。大事なのは、焦らず根気よく付き合うことです。
主食を頻繁に変えてしまうと、健康面に影響が出たり、警戒して食べないこともあるため、猫の体に合ったフードを決めたら、トッピングや香りで食欲を高めてあげましょう。
もしも体重の減少や極端な偏食が続く場合は病気の可能性もあるので、無理をせず獣医師に相談することが重要です。愛猫のペースに寄り添いながら、美味しく食べられる工夫を続けていきたいですね。
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