『食べるスピードが変わった』と感じたら?疑うべき6つの原因

最近愛猫の食べるスピードが変わった。なぜか遅くなったと感じるという飼い主さん。それは単なる偶然ではなく、何かしらの「変化」を示すサインかもしれません。
ここでは考え得る原因を6つ紹介いたします。
1.フードを変えた

フードの変更後に変化が生じた場合は、まだ新しいものに馴染めていない可能性があります。中には味自体が好ましくないケースもあるでしょう。
猫は基本的に環境の変化を嫌います。とてもデリケートな動物なので、フードを変える際も注意が必要なのです。
まず特別な理由がない限りは、元のフードに新しいフードを混ぜ、徐々に新しいものの割合を増やし、完全に切り替えるという方法を取ってください。
フード変更を急ぐ事情がなければ、最低でも5〜7日間かけて徐々に割合を変えていきましょう。
違和感なく移行できたほうが食欲が落ちません。味が苦手という場合も、少しずつなれる可能性は残っているのでセンシティブな猫の場合はさらに長期間かけて変更するか、少量の猫用トッピングを使うなど工夫を凝らしてみてください。
2.夏バテや秋バテが起きている

猫も人間のように、夏バテや秋バテを起こすことがあります。特定の時期だけ食欲が落ちる印象がある場合は、ウエットフードを混ぜたり、マタタビ好きで過剰興奮しない猫の場合は、微量のマタタビをふりかけるなどの対応をしてみてください。
それでも食欲低下が続く場合や他の症状が見られる場合は、一度診察を受けましょう。尚、ウエットフードを混ぜたものは放置厳禁です。食べ残しがある場合は速やかに撤去してください。
3.器が食べにくい

猫も加齢と共に、関節が硬くなります。その過程で低い器では食べにくいと感じることもしばしばで、いつしか食べること自体が億劫になってしまいます。
これを改善するには、器に高さを加えることが大切です。高さが出るおぼんを使用すれば器はそのまま使い続けることができます。
器も含めて新調するのであれば、器自体が高くなっているもの・おぼんとセットになっているものなど、様々なタイプがあります。愛猫の好みに合わせて選んでみてください。
ちなみに器を高くすることで、食べる姿勢そのものも自然な形になります。食道に負荷をかけないため、逆流や吐き戻し防止にもつながります。
年齢を問わず、食べ方が気になったら器にも着目してみてみると良いかもしれません。
4.お口のトラブルを抱えている

猫は虫歯にこそなりませんが、歯周病や歯肉炎、口内炎などに悩まされることはあります。これらのお口のトラブルは痛みや違和感を覚えるため、自ずと食べるスピードや食べ方に変化が生じます。
「食べたそうにしているのに食べようとしない」という様子が見られたら、食べ方も含めてよく観察してみてください。
他にも口臭が気になる、ヨダレがよく出ているなどの症状がある場合は動物病院に連れて行きましょう。
猫の口内炎は難治性の場合が多いため、早期発見・早期治療が功を奏します。
5.そもそも食欲がない

外的な要因ではなく、そもそも食欲自体がないというケースもあるでしょう。猫が食欲不振に陥る要因は主に次の5つが考えられます。
- 環境の変化があった
- 精神的なストレスを受けた
- 怪我をして痛みを抱えている
- 便秘がちでお腹が苦しい
- その他何らかの不調を抱えている
猫は基本的に弱っているところを隠そうとする傾向にあります。これまで食いしん坊だった猫の食欲が急激に落ちるのは不自然です。
仮に食べムラのある猫でも、日頃の食べ方と比較した時に違和感があればいつもの状態ではないことを疑ってください。
何かしらの異変を感じたら、一度診察を受けておきましょう。
6.粒が大きくて食べにくい

これまで食べていた粒よりも大きな粒のフードに変更した場合は、粒の大きさの相性が悪い可能性も考えられます。
猫は元々食べ物を丸呑みする傾向があるので、大きいものは飲み込みにくいと感じることがあるのです。
明らかに大きい場合は砕いて盛り付ける、次回の購入時に小さな粒のフードに変更するなどの対応を取ってみてください。
まとめ

『食』は健康のバロメーター。食べるスピードが変わったなと思ったら、何かしらのトラブルが起きていると受け取りましょう。
ここでは主な原因として考えられる要因を、6つピックアップいたしました。小さな変化に気づけるようになるためにも、日頃から食べる様子は気にかけてあげましょう。
特に怪我や不調が疑わしいケースや、食器が合わなくなった場合には早急に対処すべきです。病気に関することは、早期発見・早期治療が大切です。
『おかしいな』と思ったら、その旨を動物病院に伝え、獣医さんに相談してください。フードを変更したい場合も適宜相談してみると良いでしょう。
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