愛猫が電車に乗ってロンドンへ

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2025年2月、英国サリー州に住む白黒猫が電車に乗ってロンドンまで一人旅をして話題になっています。
ウェイブリッジ在住のMichael Hardyさんは、飼い猫のTilly(2歳)が「電車に乗って17.7マイル(28.5キロ)離れたロンドンまで旅行した」という連絡を受け、びっくり仰天です。この猫は冒険好きでよく迷子になることで有名です。
これまでも勝手にバスに乗ったり、地元のパブのカウンターの内側に入り込んだりしたこともあるそうです。しかし、こんなに遠くまで出かけるなんて初めてのことです。
MichaelさんはTillyがいるロンドンのウォータールー駅まで迎えに行く必要がありました。ちょうど彼はロンドンで働いており、さっそく車で駅に向かったのです。幸いにもこの猫には紛失防止タグをつけているので、居場所をたどることができました。
Tillyはもともと野良猫でした。
「ある日2人の幼い女の子が猫を玄関前につれてきて『おたくの猫でしょ』というのです。2人はすっかりそう信じている様子だったので、わたしとパートナーはそのままこの猫を預かることにしました」と話すMichaelさんです。
すぐに動物病院でマイクロチップをチェックしてもらったのですが、飼い主情報は登録されておらず、獣医師からも「この猫を家族にしてはどうですか」と勧められたといいます。以来、Tillyは彼らの飼い猫になりました。
バスに乗り込んだ名物猫も

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平気で電車にも乗ってしまう冒険好きのTillyですが、過去にはもっと大胆な冒険猫がいました。同じ英国のプリマスに住んでいた猫のCasperです。
Casperはたびたび家を出てバスで市内中心部に向かうのです。家の向かいにあるバス停の前でほかの乗客の後ろに並んで順番を待ちます。バスが来るとちゃっかり乗り込んで座席に丸まってくつろぎ、そのままドライブを楽しんでいました。
この猫は乗客たちにもかなり人気があり、地元ではすっかり有名な存在になりました。運転手はCasperが無事に家に戻れるよう、常に気を配ってくれました。
2002年に保護施設からCasperを引き取った飼い主のSusanさんは、「この猫はつねに自由な精神の持ち主でした。すぐにどこかへ消えてしまって人間たちが振り回されるので、幽霊みたいな猫だったことから、Casperという名前も『おばけのキャスパー』にちなんでつけました」と話しています。
大冒険はやめられない

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Casperは大型トラックやバスなどの大きな乗り物が大好きでした。
「騒音をたてる大型車両を怖がるのが普通の猫でしょう。でもこの猫はまったく違います。たぶん保護される前は、ホテルなど観光客が大勢集まる施設か、商品の運送所などにいたのではないでしょうか」というSusanさんです。
残念ながらCasperは、2010年に車にひかれて亡くなってしまいました。しかし亡くなる直前まで、大好きな冒険を楽しんでいたに違いありません。
Tillyの飼い主Michaelさんは、愛猫の動向に気を遣う毎日が当分続きそうです。
出典:
・Adventurous cat takes train into London
・Cat's commuting love affair is his downfall
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