1.自分の縄張りだと思っている
猫が椅子を奪う理由として、まず挙げられるのが「椅子を自分の縄張りだと思っているから」です。猫は縄張り意識が強い動物。家の中の家具なども、自分のテリトリーとして認識します。当然、椅子も例外ではありません。
飼い主がよく座る椅子は、猫にとってもお気に入りの場所です。椅子に座ることで自分の匂いを付けマーキングすることもあります。こうすることで「ここは自分の場所だ！」とアピールしているのでしょう。
2.大好きな飼い主さんがいつもいる場所だから
続いて挙げられる理由が、大好きな飼い主さんがいつも座っている場所だから。飼い主さんのことが大好きな甘えん坊猫は、いつもそばにいたいと思っています。そのため、飼い主さんがよく座る椅子は「安心できる場所」として認識され、自然とそこに座りたがります。
甘えん坊な猫は、飼い主さんがいないときに椅子に座り、まるで「ここにいたいんだよ」とアピールしているような行動を見せることも。そう思うとなんだか微笑ましくて、椅子から猫を降せませんよね。
3.かまってもらいたいから
もう一つの可能性として、椅子に座ることで飼い主さんにかまってもらおうとしているケースも挙げられます。猫が飼い主の座る椅子を奪うのは、「いま、かまってほしい」というサインなのかもしれません。
飼い主さんが椅子に座ろうとすると先回りして座る、どかそうとしても動かない、といった行動が見られるなら、それは「もっと遊んでほしい」「撫でてほしい」というアピールかも。もし、こうした行動が見られたら試しに撫でたり遊びに誘ってみてください。きっと喜んでくれるはずです。
4.椅子の温もりで暖を取っている
猫は暖かい場所が大好き。寒い季節は、少しでも暖かい場所を求めて行動します。飼い主が座っていた椅子は、体温で温まっており、猫にとっては心地よいホットスポット。人が立ち上がった直後にすぐに椅子に座るのは、単に「ここ、暖かい！」と感じているからかもしれません。
もしこの理由が該当するなら、猫が過ごす場所の温度を見直したいところ。ペット用の暖房器具の導入やエアコンによる空調管理をしてみてください。
まとめ
猫が飼い主の椅子を奪いたがる理由は様々。ただ、嫌がらせのために行っているわけではなく、猫なりの理由があって椅子に座っています。「椅子を取られた！」と感じるかもしれませんが、猫の気持ちを理解しながら仲良く過ごしていきましょう。
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