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仲間じゃニャい!同居犬の「取り違え」に真っ先に気づいたのは、飼い猫だった 米国 


アメリカでゴールデンレトリバーをデイケアに預けた飼い主が、別の犬を間違えて連れ帰るエピソードが話題です。当初、飼い主は違和感を覚えませんでしたが、家の飼い猫たちが新しい犬に対して攻撃的な行動を見せたことで違和感に気付き、獣医でスキャンしたところ犬の取り違えが発覚しました。猫は優れた嗅覚と聴覚を持っており、犬が別の個体であることを素早く察知したと考えられます。最終的に犬は無事に飼い主の元に戻り、猫たちと共に平穏な日常を取り戻しました。

ゴールデンレトリバーは見分けが難しい?

ご機嫌なゴールデンレトリバー犬

画像はイメージです

ゴールデンレトリバーは、どれもよく似ています。多くは外見だけでなく、性格まで似通っているのです。

首輪やハーネス、バンダナ以外で自分の犬をすぐに見分けるのは、思ったより難しいことに違いありません。だからこそ、米国のある飼い主は愛犬のゴールデンレトリバーをデイケアに預けて毛をトリミングしてもらったあと、間違った犬を連れ帰ってしまったのです。

別の犬を連れてきても、当初は飼い主のKebby Kelleyさんは少しも変だとは思いませんでした。新しいヘアカットのあとですから、なおさらです。しかし、同居する飼い猫たちはだまされませんでした。

飼い猫たちが犬を攻撃

ゴールデンレトリバー犬を見つめる猫

画像はイメージです

戻ってきた犬に対して、飼い猫たちは奇妙な行動をとり始めました。猫パンチで次々と攻撃し、警戒態勢をとったのです。

それでもその犬は機嫌よくふるまい、飼い主の顔にキスを浴びせ続けます。一方で、いつもは大好きな隣人にはまったく興味を示しません。

「これはおかしい」と感じた飼い主は、念のため犬を連れて獣医を訪ね、マイクロチップをスキャンしてもらいました。そこでやっと「取り違え」が発覚したのです。

「こんなことが起こるとは想像もしませんでした。愛犬Emmyのことは識別できるはずと信じていたのです」というKebbyさん。

すぐれた猫の嗅覚

猫の鼻のアップ

画像はイメージです

取り違えに最初に気づいた猫たちは、お手柄でした。おそらく猫のすぐれた嗅覚と聴覚によって、別の犬であることを瞬時に見抜いたものと思われます。

猫は赤ちゃんの頃から嗅覚が発達していて、目が開かないうちでも母猫の居場所を臭いで判別して見つけます。もともと視力のあまりよくない猫にとって、嗅覚は聴覚と同時にとても大切な感覚なのです。

猫の鼻腔の表面にある粘膜の層(嗅上皮)の表面積は人間の10倍近くあり、その中の臭いをかぎとる「嗅細胞」の数は2億個(人間は4000個)にも達します。

無事に自宅に戻った同居犬Emmyとともに、猫たちは(やっと)平和な毎日を過ごしていることでしょう。

出典:Family brings home the wrong dog from daycare until their cats saved the day


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