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猫にも『厄年』があるなら…節目の年齢と、気をつけるべき4つのこと


猫には人間のような厄年はありませんが、11〜12歳のシニア期や15歳以上の老齢期では健康管理が重要です。この年齢では腎臓病、心臓病、糖尿病、甲状腺機能亢進症などの病気のリスクが高まりますので、日頃の観察や年2回の健康診断が推奨されます。また、高齢猫は体重の変動や体の機能低下が顕著になりがちです。運動量の減少による肥満や、さらに歳をとることで痩せてくることがありますので、体重管理が必要です。また、バリアフリーの環境を整えたり、食事の器を高さのあるものにするなどの配慮が求められます。脱水にも注意が必要で、水を飲むように促す工夫が大切です。これらのケアを通じて、猫が健康で快適に過ごせるようサポートしましょう。

猫の厄年にあたりそうな年齢

老猫

猫に人間のような厄年は正直ないですが、やはり年齢を重ねるほど健康には気を付けるのは猫も一緒です。 数字だけで線引きはできませんが、11~12歳ごろからシニア期に突入すると言われていますので、特にこの年齢に差し掛かってきた猫さんの飼い主さんはより注意してあげるといいかもしれません。 さらに長生きの猫さんが増えたことで15歳以上は老齢期といわれるステージになりますので、健康診断を年2回するなどよりしっかりとした健康管理も推奨されています。

厄年を迎えた猫のために気を付けてあげたいポイント

老猫

1.病気

人間もそうですが高齢になると様々な病気のリスクが高まります。猫の場合は下記の病気に注意しましょう。

  • 腎臓病
  • 心臓病
  • 糖尿病
  • 甲状腺機能亢進症

これらの病気を早期に発見するためには、日頃の観察が重要です。特に食欲や元気の有無、体重の変化には注意してください。

また、定期的に動物病院で健康診断を受けることも忘れずに。目に見えない内臓の変化だけでなく、フケが増えたり、皮膚の赤みやかゆみが見られた場合も早めに相談することをおすすめします。

2.体重の変動

高齢になった猫は体重変動も注意深く観察してあげたいところ。シニア期になると猫の体は代謝が低下し運動量も少なくなりがち。結果として太りやすい傾向にあります。いわゆる中年太りですね。

その一方でさらに年齢を重ねると猫の体は痩せてくることがありますそのため、体重の推移を見ながら与えるフードや栄養管理も調整してあげることが大切となります。

3.体の機能低下

猫はシニア期に入ると、体の機能が著しく低下します。手足の筋力が低下して運動する頻度が少なくなるほか、ご飯を食べるために首を下げるのも一苦労。そのため、高齢猫の体に配慮したバリアフリーの環境を整えてあげることも必要です。

たとえば、段差にはスロープを用意する、食器は高さがあるものを選んであげるなどの配慮があると猫も暮らしやすくなります。

4.脱水

最後に注意してあげたいのが脱水。猫は年齢を重ねると、喉の渇きを感じにくくなり水分をあまりとらなくなる傾向があり、脱水しやすくなる可能性があります。

脱水を起こすと、腎臓病などの病気の進行を促進させてしまうので注意しましょう。

ドライフードをウェットフードに変えるなど、猫に水を飲ませる工夫が大切です。

まとめ

撫でられる老猫

猫の厄年は実際にはありませんが高齢猫には特に細やかなケアが必要です。日々の観察や環境の見直し、定期的な健康診断を通して、猫が健康で快適に過ごせるようサポートしていきましょう。

この記事を参考に、シニア猫との幸せな時間を大切にしてください。


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